日本最古のお金といえば・・・?この質問に、私の場合は和同開珎と答えます。義務教育でそう教わったからです。
しかし、今の教科書では違っているそうですよ。いったい日本最古のお金は何なのでしょうか?
研究の結果、新しい事実の解釈が生まれたり発見されたりすることで、歴史の教科書の内容が後々に大きく変わることはよくあることです。
例えば、今は「聖徳太子」は「厩戸王(うまやどのおう)」、「鎖国」は「幕府の対外政策」と、教科書に載っているそうです。
私は金貨や銀貨を集めるのが好きなので気になった話があるのですが、なんと日本最古のお金は「和同開珎」ではなく、現在では「富本銭」とされていることです。
私はかなり年配者なので、義務教育では日本最古のお金を「和同開珎」と学んでいたためとても驚きました。
硬貨好きは素材などが気になるところですが、この和同開珎と富本銭の根本的な違いは、銅以外に含まれる他の金属の割合や種類です。
富本銭の基本材質は、銅とアンチモンの合金なのに対して、和同開珎は初期のものには銅とアンチモンの合金が見られますが、後期のものには全て銅と錫の合金によって作成されていることがわかっています。
銅とアンチモンは、合金するのに非常に難しい製造方法が必要だったそうで、日本のものづくりの技術は昔から高かったのが分かりますね。
本題の、富本銭が和同開珎より古いとされる理由ですが、奈良県にある飛鳥池遺跡群の南東地域で発見された和同開珎がこれまでに4800枚程度出土されたのに対し、富本銭は100枚程度しか出土していないことから、和同開珎は富本銭よりも後に開発された通貨ではないかというのが現在の学会の意見だそうです。
希少価値が富本銭の方が高いということですね。
飛鳥池遺跡は、おそらく古墳に埋葬する金属などの加工場で、通貨も作っていたのではないかと言われています。
遺跡から歴史的に重要な様々なものが出土され、中でも富本銭の発見と上記の分析によって歴史の教科書が変わりました。
私と同じ趣味を持つ方にとっては、とても興味深いお話ですね。
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