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遊牧民の国として知られるカザフスタンには、どんな人々が暮らしているのでしょうか。また、カザフスタンと日本との間には、意外な接点があることがわかりました。併せて、カザフスタンの希少性の高い金貨もご紹介します。
カザフスタンは、中央アジアに位置する共和制国家で、世界で9番目の広さを有する最大の内陸国です。国土面積は272万4902平方キロメートルほどあり、日本の7倍以上の広大な土地に、わずか1900万人しか住んでいません。
人口は日本の約6.5分の1で、人口密度は1平方キロメートル当たりたったの7.0人です。これは、国土の大半が広大な砂漠や草原のため、居住可能な地域が限られているからなのです。
しかし、カザフスタンの自然環境は砂漠や草原に留まらず、多様性に富んでいます。南東部には天山山脈が連なり、中国やクルグズスタンとの国境に位置するハン・テングリ山は、6995メートルの高さを誇っています。さらに、山々の間にはグランドキャニオンに似たシャルン峡谷や、神秘的な湖が点在しています。
国土の南部には、天山山脈のクルグズスタン側を源とするシルダリヤ川が流れていますが、ソ連時代の農地開発によって、シルダリヤ川とアムダリヤ川が流れ込むアラル海は、大幅に縮小してしまいました。一方、西部には世界最大の湖、カスピ海に面した低地が広がり、その最も低い地点は海抜マイナス132メートルとなっています。
都市は、歴史的な定住地域に近い南部を除いて、ロシア帝国の時代に多くの建築物が建てられました。注目すべきは、未来的な雰囲気の都市アスタナに加え、雪を冠した山脈の麓に位置する旧首都アルマトゥ、イスラムの聖者ヤサウィーの霊廟があるトルキスタンなどで、それぞれが異なる魅力を秘めています。
紀元前には、スキタイに似たサカ族など、東イラン系の言語を話す遊牧民族が多く存在していました。その名残として、今も各地に古墳があり、ある古墳からは金で装飾された全身の人骨が出土して、「黄金人間」として話題になったこともあります。
カザフスタンは、国土の約半分が砂漠や乾燥した草原で占められていますが、豊富な鉱物資源を有しており、原油、ウラン、クロムなどの埋蔵量は世界でもトップクラスです。民族構成はカザフ人(約70%)、ロシア人(約15%)、ウズベク人(約3%)、ウクライナ人(約2%)、ウイグル人(約1.5%)、タタール人(約1.1%)などに分かれています。
言語はカザフ語で、公用語はロシア語が用いられています。宗教はイスラム教(約69.2%)、キリスト教(約17.2%)、無宗教(約2.3%)などとなっています。カザフスタンは、15世紀末にチンギス・ハーンの子孫であるケレイとジャニベクが建国し、18世紀にはロシア帝国に併合されました。
1920年に自治共和国となり、1936年にソ連邦の構成共和国となった後、1991年に独立を果たしています。
カザフスタンの首都ヌル・スルタンは、日本人が設計した未来的な都市として注目されています。近年万博が開催されたヌル・スルタンは、カザフスタンの北部に位置しており、1997年にアルマトイから遷都されカザフスタンの首都となった都市です。
ヌル・スルタンという名称は2019年に「アスタナ」から改称されたもので、それ以前にもアクモリンスク、ツェリノグラード、アクモラなど、いくつも名前が変わった都市でもあります。
アルマトイから遷都したのは、カザフスタンの最大都市アルマトイが地震の多い地域であることや、地形的にこれ以上の発展が難しかったことが、主な理由とされています。現実には、ロシア人の居住割合が高いアルマトイから、ヌル・スルタンへ遷都することで、今後の分離独立問題を抑えるという、隠れた目的もあったと言われています。
ヌル・スルタンは、日本人にとっても誇るべき都市と言えるでしょう。 なぜなら、ヌル・スルタンの街並みは、日本の建築家・黒川紀章氏の都市計画案に基づいて開発されたからです。
このような大規模な計画都市は、世界でも例がないと言われています。さらに、日本人のデザインだけでなく、最新技術を駆使した独創的なデザインが数多くあるので、一度はその目で未来都市のような、ヌル・スルタンの景観を見てみたいものです。
ヌル・スルタンの北部には、今なお伝統的な生き方をしているカザフ族の遊牧民がいます。近代的な都市ヌル・スルタンの周辺には、何世代も前から同じ生活スタイルを維持している部族がいると聞くと、少なからず驚かされます。
遊牧民の国といえば、モンゴルを連想する方も多いかもしれません。しかし、モンゴルを構成している民族の大部分はハルハ族であり、カザフ族のほうが先に存在していたことがわかっています。そのため、カザフ族の中には「私たちこそがチンギス・ハーンの正統な後継者である」という誇りを持つ人々が、かなりいるということです。
カザフスタンには、「2023 1オンス カザフスタン コクボリ 空のオオカミ 虹色コーティング 金貨 プルーフ 【proof】 100テンゲ」という金貨があります。鋳造数は限定9999枚で、99.9%の純金製です。直径は32mmあり、重量31.1gという大型の金貨です。
また、「2023 1/10オンス カザフスタン コクボリ 空のオオカミ 虹色コーティング 金貨 プルーフ 【proof】 10テンゲ」も、鋳造数9999枚という希少性の高い金貨です。99.9%の純金製で、直径16mm、重量 は3.11gほどあります。
これらの金貨はほとんど市場に出回っていないので、売りに出せば高値がつくのは間違いありません。
険しい山々と草原の国というイメージのカザフスタンは、意外にも近代化の進んだ都市でした。まだ開発途上の国ですが、地下資源が豊富なので、大きく飛躍する可能性を秘めた国と言えそうです。
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