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セルビアと聞くと、「紛争」というワードを連想する人が多いかもしれません。日本人から見ると、セルビアにはそんなイメージがあります。では、実際はどうなのでしょうか。セルビアについて調べてみました。

セルビアはバルカン半島の中央に位置する内陸国で、8カ国に囲まれています。北部はハンガリーに接し、ハンガリー盆地の一部を形成する肥沃な平野が広がり、首都ベオグラードをドナウ川が流れています。南部は高地と山地が広がり、豊かな自然と中世の街並みが魅力です。
農業では小麦、とうもろこし、ぶどうが栽培され、西部ではラズベリーも生産されています。工業分野では金属、機械(特に自動車)、繊維産業が発展しており、亜炭と褐炭の生産は2018年時点で世界第9位を誇ります。また、銅や亜鉛などの鉱物資源も豊富です。

1991年から1992年にかけて、旧ユーゴスラビア社会主義連邦共和国を構成する6つの共和国のうち、4つが独立を宣言しました。これにより、残るセルビアとモンテネグロは1992年に新たにユーゴスラビア連邦を結成しました。
その後、クロアチアやボスニア・ヘルツェゴビナでの内戦、独立を求めるコソボ自治州での戦乱が続き、2006年にはモンテネグロが独立し、国名がセルビア共和国に変更されました。そして2008年にはコソボ自治州がセルビアから分離独立します。
旧ユーゴスラビア時代に、6つの共和国を統一したチトーの命日には、セルビアにある彼の墓を多くの人々が訪れます。

ユーゴスラビア紛争以前、セルビアと日本は外交や産業面で活発な交流を行っていました。ベオグラードには日本人学校があり、多くの日本人がセルビア(当時のユーゴスラビア)に住んでいました。 しかし、ユーゴスラビア紛争(1990~2001年)の際、日本はセルビアに対して経済制裁を実施し、コソボの独立を承認したため、交流は一時的に途絶えました。その後、日本はセルビアに対して経済支援、技術、医療支援を行っています。
特に注目すべきは、2003年に寄贈された日本国旗が描かれたバス「ヤパナツ」です。このバスはベオグラードで運行されていましたが、現在はほとんど運行されていないようです。しかし、これらの支援に感謝の意を表して、セルビアはベオグラード要塞に「日本の泉」を建立しました。
また、東日本大震災に関連する交流もあります。2011年の震災後、セルビア国民は赤十字を通じて約1億9千万円の義援金を日本に送りました。さらに、日本も2014年にセルビアとその周辺国で発生した「バルカン半島洪水」に対して、義援金を送るなどの交流がありました。
2018年には当時の安倍晋三首相がセルビアを訪問し、また日本たばこ産業(JT)が2006年にセルビア最大のたばこ会社を買収するなど、日本企業の進出も増えています。ちなみに、セルビアの喫煙率は40%で、世界で7位の高さを誇っています。

2023年12月18日には、「セルビア・日本ビジネスクラブ」が発足しました。このクラブは、セルビアで事業を展開する企業と、セルビアへの投資に関心を持つ企業との情報交換を通じて、両国のビジネス・経済関係を促進し、産業界の協力を強化することを目的としています。
このクラブには大企業や中小企業、関連団体が参加しており、会長には日本たばこ産業(JT)の岩井睦夫取締役会長が就任し、名誉会長にはアレクサンドラ・コヴァチュ駐日セルビア共和国特命全権大使が就任しました。
コヴァチュ大使は、このビジネスクラブの設立を非常に意義深いものと評価し、これまでセルビアに投資してきた企業が二国間の経済関係の発展に大きく寄与してきたことを踏まえ、クラブが両国の経済関係をさらに発展させるための、適切なプラットフォームとなることを期待すると述べました。
発足レセプションには、ビジネスクラブの会員企業の代表者に加え、日本の関連機関(外務省、JICA、JETRO、経団連)の代表者、今村朗セルビア駐箚大使、埼玉県富士見市(セルビア・シャバッツ市の姉妹都市)の市長、日本セルビア協会の理事会メンバー、メディア関係者などが出席しています。

セルビアは、日本ほど治安がよくありません。特に暗くて人が多いバス停では注意が必要です。貴重品はファスナー付きのバッグに入れ、体の前で抱えるようにしましょう。また、混雑している車両を避けて次の車両を待つことも有効な対策です。さらに、両替後の現金は人目につかないようにすぐにしまうことをお勧めします。
また、夜間にひったくりに遭ったという報告もあります。夜間はドラッグ使用者と遭遇する可能性が高くなるため、暗くなってから人通りの少ない場所を、徒歩で移動することは避けるべきです。
ナイトクラブでの暴行やドラッグ使用は常に問題視されており、入店はお勧めできません。どうしても入店する場合は、信頼できるセルビア人と同行しましょう。
セルビアでは、スポーツ観戦にも危険が伴う場合があります。レッドスターやパルチザンのサッカーの試合では、フーリガンによる暴動が発生することがあります。観戦する際は、試合終了後すぐにタクシーに乗って、スタジアムを離れたほうが無難です。

複雑な歴史を持つセルビアには、以下のような価値のある金貨があります。
直径21mm、重量6.44g、品位0.900の金貨です。ミラン・オブレノヴィチ4世は、セルビア公として1868年6月10日~1882年3月6日まで、セルビア王として1882年3月6日 ~1889年3月6日まで在位しました。
歴史的な価値のある金貨なので、お持ちの方がいましたら、査定に出して現在の価値を知っておくといいでしょう。
複雑な歴史をたどってきたセルビアは、日本と深い交流がありました。日本の企業も数多く進出しているので、両国の良好な関係は今後も続くでしょう。
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