2013年、最新の偽造防止技術を駆使した「新100ドル札」が発行されました。新札発行に伴い「旧100ドル札」はどうなったのでしょうか。
アメリカ財務省のウエブサイトによると「旧100ドル札」は新札に交換する必要はなく、アメリカ国内で使用可」。
「旧100ドル札」の買取は基本的に可能ですが、買取業者によっては対応が異なります。
2013年以降、最高額紙幣「新100ドル札」が発行され流通していますが、この「新100ドル札」は、1996年以来の改定で偽造防止策として最新技術が施されました。
「新100ドル札」の表は、独立戦争の立役者「ベンジャミン・フランクリン」が、そして隣に描かれたインク壺には偽造防止策として3D加工が施されています。
その壺の中に鐘が見る角度によって色が茶から緑に変化します。このほかにも随所に偽造防止の最新技術が使われています。
そこで、気になるのがこれまで発行された「旧100ドル札」ですが、その発行の歴史と種類について、少し振り返ってみます。
1878年(肖像:エイブラハム・リンカーン)を初めに、1890年(肖像:デヴィッド・ファラガット)、1914年(肖像:ベンジャミン・フランクリン)、1928年(ここから先の肖像はすべてベンジャミン・フランクリン)、1934年、1966年(唯一の赤いシールとシリアルナンバーが用いられたスモールサイズ100ドル札)、1969年、1990年、1996年と2013年と発行されました。
また「100ドル札」とは別に、以前には500ドル、1000ドルから5000ドル、1万ドル、10万ドルといった大変、額面金額の高い紙幣もありました。
「旧100ドル札」はどうなるのか、使えるのか使えないのでしょうか。
ここでアメリカ財務省のウェブサイトを見ると、「旧100ドル札」は新札に交換する必要はなく、アメリカ国内で使用できますという内容が載っています。
「It is important to understand that it is not necessary to exchange old-design $100 notes for new ones. All U.S. currency remains legal tender, regardless of when it was issued」
(古いデザインの100ドル紙幣を新しいものと交換する必要はないことを理解することが重要です。 すべての米国通貨は、発行時期に関係なく、法定通貨のままです)。
アメリカは新札が発行されても旧札には有効期限がなく、新札、旧札が同時に流通する国ということです。
しかし「100ドル札」のデザイン変更の理由のほとんどが偽造防止になるので、古い紙幣は敬遠される傾向にあるといいます。
こうした「旧100ドル札」の買取りはどうなっているかといいますと、基本、買取りは可能にはなっています。
しかし1996年以前に発行された「旧100ドル札」は、偽札が多いといわれていることから、買取業者によっては「現地で今、流通している100ドル紙幣のみ買取可」、「現行の100ドル紙幣から1世代前の紙幣まで可」とか買取対応が異なっているところも見受けられます。
買取を検討の際には、買取店の対応の確認をされることをお勧めします。
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