映画からわかるジョージ6世
現エリザベス女王2世の父「ジョージ6世」。幼い頃から吃音に悩み無口で内気な性格でした。予想外の経緯から「ジョージ6世」として英国王に即位。在位中、第2次世界大戦を迎えます。映画「英国王のスピーチ」では、国王として歩んできた道のりや戦争突入の、そのときに向けての語った決意などが描かれています。
エリザベス女王の父ジョージ6世の歴史的秘話を描く映画
現エリザベス女王2世の父ジョージ6世が、国王として歩んできた道のりをコリン・ファース主演で、史実に基づいて映画化したのが「英国王のスピーチ」です。
「ジョージ6世」は幼い頃から吃音に悩み無口で内気な人、「ヨーク公アルバート王子」でしたが、予想外の経緯から「ジョージ6世」として英国王に即位します。
「ジョージ6世」が国王となった経緯については、もう一つの映画「ザ・クラウン」シーズン1-2でも描かれています。
兄エドワードが「エドワード8世」として王位についたものの、アメリカ人女性との結婚問題のため王位を放棄したため、比較的、気楽な立場であったはずの弟の「ヨーク公アルバート王子」が「ジョージ6世」として英国国王に即位することとなります。
時は第2次世界大戦中でイギリス社会も困難な時代。
そうした時代背景の中、言語障害専門家と友情を育みながら、吃音を克服し、「英国王のスピーチ」の題材ともなった世紀の一大スピーチを1939年、敢行します。
「英国王のスピーチ」での「ジョージ6世」のスピーチは、戦争に突入する、そのときに向けての決意を語ったものでしたが、それはイギリス国民を勇気づけ、国民の心をひとつにまとめ上げ、そして真に愛される英国王となるという見事なスピーチでした。
こうした内容の映画「英国王のスピーチ」は、心の奥深くまで感動が広がるような重厚で上質な作品と評価され、アカデミー賞では作品賞、監督賞、脚本賞を受賞し、国王を演じたコリン・ファースも主演男優賞の座に輝きました。
「ジョージ6世」が自ら行った演説とその原稿内容です。
「史上おそらく最も運命的な、この重大な時に、国内外のすべての国民一人ひとりに、この声明を送り、諸君の心に届くことを望み、私自身の言葉で、語らせてもらうことにしました」に始まり、「我々の人生の中で二度目の、戦争です。敵国が掲げる主義に対して、戦いを挑みます。なぜならば、敵国の主義が勝利するようなことがあれば、世界の文明国の秩序が崩壊することになるからです。我々の愛しいものたちのために、世界の秩序と平和のために、我々がこの戦いを回避すべきであるとは、考え難いのです。
我々が固い意志を持ち、神に忠実であるならば、神がどのような犠牲を望んでも覚悟して臨むならば、神のご意志のもと、我々は勝利するでしょう」。
記念硬貨・記念コイン・金貨をはじめ、売りたい方や買い取りのご相談をしたい方、高価買取のことならお気軽にお問い合わせ下さい。
関連記事
買取品目一覧
買取専科 七福本舗