ジョージ6世とエリザベス2世のコイン
英国国王ジョージ６世とその娘のエリザベス２世の絆の物語を感じる素敵なコインを見たことはありますか？アンティークコインの中で非常に人気の高いものです。コインの背景になる二人の絆のお話を聞いてください。
ジョージ６世とエリザベス２世の絆とコイン
１９２６年にジョージ６世(ヨーク公アルバート)の長女として誕生したのがエリザベス２世(エリザベス・アレクサンドラ・メアリー)です。
ジョージ６世の父であり、エリザベス２世の祖父であるジョージ５世は、同年に亡くなり、王位の継承はジョージ６世の兄であるエドワード王子と決まっていました。
エリザベス２世には後に妹が生まれました。
母のメアリーと祖母であるジョージ５世の妻はとても教育熱心で、またジョージ６世も娘たちを「誇り」「喜び」と呼んだと言われているくらい、とても素敵なファミリーだったそうです。
しかし継承者であったエドワード王子は即位したもののすぐに結婚のために退位を決意し、ジョージ６世が即位することになりました。それと同時にエリザベス２世も１１歳にして、将来女王となることが約束されたのです。
エリザベス２世は父ジョージ６世の国王姿を「とても美しかった」と表現したそうです。
お互いに思いやる父娘の関係が伺えますね。
ジョージ６世のエリザベス２世への絶大な信頼は、当時１８歳にしてエリザベス２世に与えられた自身の留守の間の「カウンセラー・オブ・ステート」という重要な任務からもわかります。
そして１９４７年、エリザベス二世は結婚しましたが、後日ジョージ６世は挙式当日を回想する手紙を書いたそうです。
１９５２年、ケニア滞在中にジョージ６世の訃報を聞かされたエリザベス二世は、悲しみの中で任務の遂行を優先しました。それは父親の国王としての姿に習っての行動で、ジョージ６世を心から尊敬していた証でした。
子供のころから、信頼で結ばれた理想の親子像はイギリス国民のみならず世界中から称賛されています。
そんな父ジョージ６世とエリザべス二世が両面に刻印された１９３７年戴冠式のコインは、非常に貴重で人気の高いものとなっています。
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