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イタリアは、古代ローマからつながる歴史のある国です。また、イタリアはナポレオン一族とも深い関係があります。そんなイタリアには、発行枚数の少ない希少価値の高いコインが、多数あるのでご紹介しましょう。
ナポレオン1世は短期間ではありますが、ヨーロッパを支配し親族を王に任命することで、周辺諸国を統治しました。中でも、イタリア王国の建国は、ナポレオンによって成されたと言っていいでしょう。そのため、ナポレオンはフランス皇帝でありながら、イタリア王国の皇帝でもあったのです。しかし、イタリア王国の平穏は長くは続きませんでした。
ナポレオン1世がライプツィヒの戦いに敗北すると、イタリアは再び分裂し、長期間にわたって紛争状態が続きました。こういった歴史的背景から、イタリアにはフランスに次いで、ナポレオン一族のコインが多数存在します。そのため、ナポレオンにちなんだコインに興味がある方は、イタリアのアンティークコインを探してみるといいでしょう。
ヴィットリオ・エマヌエレ3世(在位:1900-1946)は、イタリア王国の最後の君主で、第一次世界大戦と第二次世界大戦を通じて46年間在位し、特に外交政策に力を注ぎました。エマヌエレ3世は、ムッソリーニのファシスト党を支持しましたが、最終的には連合国に敗北し、イタリアで王政が廃止された後、エジプトに亡命しました。
発行枚数4,946枚という、希少価値の高い金貨です。表面には、軍服を着たエマヌエレ3世の左向きの肖像が描かれ、裏面には豊穣の女神がデザインされています。この女神は収穫した麦を抱えており、イタリアの豊作を祈願する意図でデザインされました。この金貨はデザインが美しく、希少価値も高いため、コレクションや投資目的で購入する人が多い金貨として知られています。
発行枚数5,000枚の希少性の高い金貨です。エマヌエレ3世の100リレ金貨は、その統治25周年と第一次世界大戦への参戦10周年を記念して、発行されたものです。数あるエマヌエレ3世のコインの中でも、こちらは戦争参戦10周年を祝うために作られた特別なコインとして、コレクターが注目しています。
ただし、マット仕上げが施されているため、傷がつきやすく、良好な状態のものは非常に少なくなっています。そのため、状態によって価値が大きく変動し、希少価値の高い金貨はオークションで、高額で取引されることが多いのが特徴です。
表面には58歳のヴィットリオ・エマヌエレ3世の左向きの肖像が描かれ、裏面には旗を掲げ、女神像を持つ力強い男性のデザインが施されています。コインを投資目的で購入する場合は、鑑賞性も兼ね備えたコインを選びたいものです。美しいコインを手元に置きながら、その価値の上昇を期待できる点が、このような希少性の高いコインの大きな魅力と言えるでしょう。
ヴィットリオ・エマヌエレ3世のコインの他にも、以下のような金貨が作られました。
直径35mm、重量32gの大型の金貨で、1911年の発行枚数は1,169枚と非常に少なく、希少性の高い金貨として知られています。しかも、総発行枚数は6971枚と非常に限られたもので、非常に手に入りにくい金貨です。同時期にイギリスでは、ヴィクトリア女王のもとで同額面の5ポンド金貨が約8万枚製造されていたため、この金貨の希少性が際立っています。
直径33mm、重量26gの希少性の高い金貨です。この金貨には、サルディニア王国のカルロ・フェリーチェ王が描かれています。フェリーチェ王はサルディニア王国の第6代国王であり、ヴィットリオ・アマデオ3世の5番目の王子でした。当初は国王になることは考えられていませんでしたが、兄たちに子供が恵まれなかったため、50歳で即位することになりました。
直径34mm、重量25gの大型金貨ですが、発行枚数は不明です。このコインは1793年に発行が始まり、1795年から1797年のわずか4年間で発行が終了しました。特に1796年の状態の良いコインは、非常に希少価値があります。
1813年に発行された、直径27mm、重量12.81gの金貨ですが、発行枚数は不明です。
1848年に発行された、直径21mm、重量わずか6gという小さな金貨です。発行枚数はわかっていません。1848年は、オーストリアの支配下にあったヴェネティアにとって特別な年であり、ウィーン体制が崩壊した年でもあります。この年はヨーロッパ全体で革命が起こり、ヴェネティアの人々も立ち上がりましたが、残念ながらその革命は成功しませんでした。
しかし、その数年後にはオーストリアの支配が解かれたので、この時期は歴史の重要な転換点と言えるでしょう。コインには、ヴェネティアの象徴である翼を持つライオン、いわゆる「ヴェネティアの獅子」が描かれています。これらのような希少価値のあるコインをお持ちでしたら、ぜひ査定してみることをおすすめします。
古代ローマ時代から続くイタリアには、意外にもナポレオン一族との深い縁がありました。歴史が古いだけに、イタリアには珍しいコインや希少性の高いコインが数多く存在します。歴史的にも価値のあるコインが多いので、ロマンに惹かれて収集するコレクターも、少なくないようです。
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