アメリカ合衆国金貨の歴史|七福本舗

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アメリカ合衆国金貨の歴史

アメリカ合衆国金貨の歴史

アメリカには珍しい金貨や、価値のある金貨が多数存在します。アメリカ合衆国は、1776年7月に誕生した比較的新しい国家ですが、国としての歴史が浅い割に、価値のあるアンティークコインが数多くあります。珍しい金貨や価値のある金貨に興味のある方は、アメリカの金貨について調べてみると、興味深い結果が得られるでしょう。

天才彫師が手掛ける金貨

天才彫師が手掛ける金貨

アメリカに数多くあるアンティーク金貨の中で、ジェイムズ・ロングエーカーの金貨は、収集家の間でも特に人気があります。ジェイムズ・ロングエーカーは、リンカーン大統領の時代に、アメリカ合衆国造幣局の第4代彫師主任を務めていた人物です。ジェイムズ・ロングエーカーは、1844年からアメリカ合衆国造幣局で、金貨の作成を手掛けていました。最初の10年間は目立った功績はなかったものの、在任中に10種類以上もの金貨をデザインし、その出来栄えのよさから注目を集めるようになりました。ところで、ジェイムズ・ロングエーカーがデザインした金貨の中に、「リバティヘッド20ドル金貨」という1セント金貨があります。この金貨は、インディアンヘッドと呼ばれるデザインが特徴で、その名の通りインディアンの頭飾りをつけた女性が描かれています。

この金貨のデザインは、「Liberty with head dress」と呼ばれ、自由の女神が描かれていました。しかし、この金貨の女神像のモデルには諸説あって、ジェイムズ・ロングエーカーの娘のサラーではないかとか、ヴィーナス像をモデルに羽飾りを付け加えたとか、アメリカの雰囲気を漂わす羽飾りをつけた女性を、描いたものという説もあります。諸説ある中で一番有力なのは、やはり娘のサラーを描いたものという説でしょう。ジェイムズ・ロングエーカーは、インディアンの酋長に羽飾りをつけてもらった、娘のサラーを描いた原画をもとに、金貨をデザインしたと言われています。

リバティヘッドとは

リバティヘッドとは

リバティヘッドとは、自由の女神の頭部をデザインしたもので、コロネヘッド金貨と呼ばれることもあります。ちなみにコロネヘッドとは、コロネット(小さな冠)を付けた頭という意味で、自由の女神はこの冠をつけています。ジェイムズ・ロングエーカーが作成したリバティヘッド金貨の中に、ダブルイーグルと呼ばれる20ドル金貨があります。

もともとリバティヘッド金貨には、ジェイムズ・ロングエーカーの前任者である、第3代彫師主任のクリスチャン・ゴブレヒトが作成した、イーグル(10ドル)・1/2イーグル(5ドル)・1/4イーグル(2.5ドル)の3種類の金貨がありました。ダブルイーグル金貨は、4代目彫師を継いだジェイムズ・ロングエーカーが作成して、シリーズが完成しました。このように、アメリカを代表する有名な金貨は、クリスチャン・ゴブレヒトとジェイムズ・ロングエーカーという、2人の彫師の合作のような形で誕生したのです。

2000万越えの高額プレミアム金貨

2000万越えの高額プレミアム金貨

リバティヘッドのダブルイーグル金貨には、大変な価値がついているようです。コインでありながら、20ドルもの金額というのが、そもそも破格の扱いでした。普通であれば、20ドルの価値がある貨幣はコインではなく、紙幣で製作されるはずなのです。当時は金本位制だったので、20ドルの金貨は20ドル分の金でできている必要がありました。

20ドル金貨は、純金約1トロイオンス(約31グラム)でできているため、現在の価値に直すと1,900ドルほどになります。このように、リバティヘッドのダブルイーグル金貨には、大変な価値があったのです。

市場に出回らない希少価値のある金貨

市場に出回らない希少価値のある金貨

リバティヘッドのダブルイーグル金貨は、なかなか市場に出回らない、希少価値の高いプルーフ金貨として知られています。プルーフ金貨とは、コレクション用として、特別な表面加工が施された金貨のことです。ダブルイーグル金貨は、発行枚数が極端に少ないので、目にすることさえ困難なほど、市場に出回らない金貨となっていました。

そのため、高額なプルーフ金貨になると、日本円で2,400万円の値段がつく金貨もあるというから驚きます。まさに、世界中の金貨コレクター垂涎の金貨と言えるでしょう。

発行年によって価値が違う

発行年によって価値が違う

ダブルイーグルのようなアンティークコインは、金の含有量が一定ではないものも多く、流通量の違いなどから、同じ額面の金貨であっても発行年によって価値が大きく変動します。場合によっては、100倍近い価値の差があることもあるので、正しく評価するには専門家に鑑定してもらう必要があります。アメリカには、200万人もの金貨コレクターがいると言われています。そのため、発行枚数の少ない金貨は、コレクターがこぞって買い占めるために、なおさら市場に出回りにくいのです。

しかし、200万人ものコレクターがいるということは、貴重な金貨を持っていれば、いつでも好条件で売却できるということになります。アメリカでは、1795年から5ドル金貨や10ドル金貨が鋳造されるようになり、現在でもそれらの金貨がアンティーク物として高値で取引されています。これらの金貨には白頭鷲が描かれていますが、当初は初代大統領であるジョージ・ワシントンの像を入れようという意見もありました。しかし、ジョージ・ワシントン本人がそれを好まず、同時に候補として挙がっていた自由の女神が金貨の表に描かれるようになり、裏には白頭鷲が描かれるのがアメリカ金貨の伝統となったのです。

まとめ

アメリカは国の歴史は浅いものの、珍しい金貨や希少価値のある金貨が多いことで知られています。そこで、アメリカのアンティーク金貨を持っている方がいたら、現在の価値を調べてみることをおすすめします。


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