
タジキスタンは中央アジアでも貧しい国と言われていますが、現地の経済状況はどうなのでしょうか。タジキスタンの歴史や、金貨の情報とともに見ていきましょう。

タジキスタンは中央アジアに位置する内陸国で、北はキルギス、西はウズベキスタン、東は中国、南はアフガニスタンと国境を接しています。経済的には、中央アジアの国々の中で最も貧しい国の1つです。主な産業はアルミニウム生産と綿花栽培で、アルミニウムは国営企業「TALCO」が生産し国益に貢献しています。
国土の大部分は、東部に広がる「世界の屋根」と称されるパミール高原やその周辺の山脈・高原から成り、平均標高は約3000メートルで、世界で最も高い山岳国家の1つです。民族構成は、他の中央アジア諸国とは異なり、ペルシャ系のタジク人が約80%を占めています。

1991年にソ連が解体された際に、タジキスタンは独立を果たしました。しかし、1992年にタジキスタン共産党系政府と、イスラーム系を含む野党反政府勢力との間で内戦が勃発しました。この混乱は1997年まで続き、約120万人の難民が発生したとされています。
独立したのもつかの間、タジキスタンは大きな国難に直面することになりました。その後も、隣国アフガニスタンの不安定な情勢が影響し、テロや武器、麻薬の流入といった深刻な問題を抱えています。特にアフガニスタンとの国境付近は危険地帯で、観光客は絶対に立ち入りを避けたい場所です。

タジキスタンはキルギスと並ぶ低所得国で、ロシアなど周辺国への出稼ぎ労働者からの送金がGDPの約3分の1を占め、国の経済を支えています。主要産業は綿花栽培とアルミニウム生産です。綿花栽培は、ソ連時代の計画経済の下で整備されたシルダリア川などの灌漑施設により大規模に行われ、現在も重要な輸出品となっています。
アルミニウムは、パミール高原の豊富な水資源を利用した、水力発電によって得られる安価な電力で精錬され、総輸出額の半分以上を占めています。なお、アルミニウムの原料であるボーキサイトは国内で産出されず、輸入に依存している状況です。

駐日タジキスタン共和国大使館は2007年11月28日に設立され、駐タジキスタン共和国日本大使館は2002年1月26日にドゥシャンベ市に開設されました。両国の外交関係の確立以来、実践的な協力を深めるための強固な基盤が築かれ、高度なパートナーシップ、相互信頼が実現しました。
2008年には、タジキスタン共和国のマジリシ・オリ(国会)と日本の衆議院との間に友好議員連盟が設立され、2019年3月6日には両国の議会代表団が参加した初会合が、東京で開催されています。2009年以降は、日本の無償資金協力プログラムに基づくJDS奨学金プロジェクト(修士課程および博士課程)を通じて、さらなる貢献が行われています。

タジキスタンの観光地として、パミール高原、サラズムの遺跡、ペンジケントなどが挙げられます。パミール高原は絶景が広がり、サラズムの遺跡は世界遺産として有名です。また、ペンジケントには古代都市の遺跡があります。
タジキスタンの観光は、歴史、文化、自然が織りなす独特な魅力を楽しむことができるため、日本からも多くの人が訪れています。
ところで、海外の観光地で気になるのが治安状況です。結論から言いますと、タジキスタンの治安は全体的には不安定です。アフガニスタンとの国境付近では、イスラム過激派組織の活動や麻薬密輸が行われているため、絶対に近寄らいようにしましょう。
また、タジキスタンでは夜間の一人歩きは避けたほうが無難です。タジキスタンの一部地域では、治安が不安定なためにさまざまな犯罪が発生しています。観光客が特に被害に遭いやすい犯罪は、スリやひったくりです。タジキスタンの主要都市では、スリやひったくりが頻繁に発生しています。
人混みの中を歩く際は、バッグを体の前で抱えるなど、貴重品の管理に十分注意を払いましょう。ポケットに財布やスマートフォンを入れるのは避け、できるだけ目立たない場所に収納することが大切です。
観光客をターゲットにした、詐欺やぼったくりも増えています。偽の警官が金品を要求したり、両替時に不正なレートを適用することがあるので注意しましょう。見知らぬ人から声をかけられても、安易に信用せず、公的な両替所やホテルのフロントを利用するのが賢明です。
また、タクシーを利用する際は、正規の会社を選び、事前に料金を確認することが重要です。トラブルを避けるために、常に警戒心を持って行動しましょう。タジキスタンでは強盗事件も発生しています。特に夜間の人通りが少ない場所ではリスクが高まるため、単独行動は避けたいものです。
貴重品は目立たないように持ち歩き、多額の現金は持たないようにしましょう。万が一強盗に遭遇した場合は抵抗せず、身の安全を最優先に考えることが大切です。現地の治安状況は非常に不安定で、短期間で変化する可能性があるため、外務省の海外安全ホームページで確認しましょう。

タジキスタンには、アンティークコインがほとんどありませんが、「タジキスタン 100 ソモニ カプラ ファルコネリ セレクティブ 金貨」は、希少価値のあるコインです。ちなみに、「ソモニ」とはタジキスタンの貨幣の単位で、1ソモニは13.90円に相当します。
タジキスタンと日本は友好関係にありますが、観光客として現地を訪れた際は、危険地帯をしっかり把握して、絶対に近づかないことが大切です。市街地の治安もあまりよくないので注意しましょう。
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