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2018-19年:米中対立激化期の金相場動向について徹底解説

2018-19年:米中対立激化期の金相場動向について徹底解説

2018年から2019年にかけて、米中貿易戦争が激化し、世界経済に多大な影響を与えました。両国の関税の引き上げや報復措置は、国際的な貿易に大きな不安をもたらし、金融市場も大きな変動を経験しました。特に金相場は、投資家にとって安全な資産として注目すべき動きが見られたのです。

本記事では、米中対立の激化が金相場に与えた影響について詳しく解説します。金市場は、米中間の政治、また経済的な緊張の高まりを受けてどのように動いたのか、その背景にある要因を掘り下げていきます。

2018年:米中貿易戦争の始まりと金相場の動向

2018年:米中貿易戦争の始まりと金相場の動向

2018年は米中貿易戦争が始まった年です。アメリカのトランプ大統領が関税を引き上げると、中国もアメリカに関税を課すといった報復をすることで対立は激化していったのです。両国で貿易戦争が行われたことによって、金相場にも影響がありました。

米中貿易戦争の始まりと市場への影響

2018年は、米国と中国の間で貿易戦争が始まった年でした。米国のドナルド・トランプ大統領は、中国の貿易慣行を問題視し、関税を引き上げる措置を取る一方、中国も報復措置として米国製品に関税を課すなど、両国の対立は激化しました。この貿易戦争は、国際的な貿易をはじめ、世界経済全体に大きな不安をもたらし、金融市場においても様々な影響を及ぼしたのです。

中でも株式市場は大きく揺れ動き、投資家はリスク回避の動きを強めました。こうした不安定な環境の中で、金は安全であると再評価され、需要が増加しました。金価格はその年の前半から上昇を続け、2018年中盤には安定的な上昇基調を見せることとなったのです。

米国の利上げと金価格の関係

2018年は、米国の連邦準備制度(FRB)が複数回の利上げを行った年でもあります。FRBは、米国経済の安定を図るために金利を引き上げ、インフレーションの抑制を目指しました。通常、金利が上昇すると、金のような利息を生まない資産に対する需要は減少する傾向にあります。しかし、米中貿易戦争が引き起こした不安定な市場環境の中では、金利上昇にもかかわらず金に対する需要は高まりました。

この背景には、金が単に利息の収益を求める投資家にとってだけでなく、経済的不確実性や市場の不安定さから身を守るための資産としての需要があったためです。したがって、金価格は利上げの影響を受けつつも、依然として上昇基調を保ちました。

2018年後半の金相場と投資家の動向

2018年の後半、米中貿易戦争が一層激化し、両国はさらに高額な関税を課し合うこととなり、激化する対立を受けて、世界経済への影響が深刻化するとの懸念が広まりました。結果的に、株式市場は不安定となり、リスク回避の動きが強まったため、金への投資需要が増加する要因となったのです。

加えて、米国と中国の経済指標が悪化する中で、中央銀行の金融緩和への期待が高まりました。金は、金融緩和政策が進む中で、価値がより高まると考えられ金相場は上昇しました。このように経済が安定しない状況において金は金融市場の不安定さを反映し、価値の保存手段としてさらに重視されるようになったといっていいでしょう。

2019年:米中貿易戦争の続行と金相場の変動

2019年:米中貿易戦争の続行と金相場の変動

2019年に入っても米中貿易戦争は継続されていました。世界的に環境が悪化するにしたがって、金の価値は高まっていったのです。

米中貿易戦争の影響と金の安全資産としての役割

2019年に入ると、米中貿易戦争は依然として続いており、その影響は世界経済に広がりを見せました。特に貿易戦争が長期化する中で、両国の経済に与えるダメージが拡大し、投資家はますますリスクを避けるようになりました。このような状況で、金は再び再評価されることとなります。

金価格は、特に2019年の前半に急騰し、一時は1gあたり5,325円までになったのです。この動きは、米中貿易戦争による不確実性が金価格に反映された結果であり、国の金融緩和政策の継続や、他の主要中央銀行の緩和策も金価格を後押ししたものです。

中央銀行の金購入増加とその影響

2019年、世界の中央銀行は金の購入を増加させました。米中貿易戦争や地政学的リスクが高まる中で、金が財政的な不確実性に対するヘッジ手段として重要視されたためです。特に中国やロシアなどの新興国が金を積極的に購入したことは、金相場に強い上昇圧力をかけました。

中央銀行の金購入は、金市場に対する信頼感を強化し、投資家の間で金への投資が再び注目される要因となりました。このような背景の中で、金価格は安定的に上昇していきました。

2019年後半の金相場と米中合意期待

2019年後半、米中両国は貿易交渉に進展を見せ、一時的に合意に近づく兆しが見えたのです。さらに12月には第一段階の貿易合意が発表され、金相場は一時的に調整局面に入ったほか、投資家は、合意が達成されたことで、リスク回避姿勢を緩め、一部の資産を金から他の投資先へ移す動きを見せたのです。

しかし、この合意が本当に両国経済にどれほどの効果をもたらすのかは不透明であり、金相場は依然として注視されていました。また、米中の経済状況や世界の政治経済情勢が複雑であるため、金は引き続き安定した資産として需要が高い状態が続きました。

まとめ

2018年から2019年にかけての金相場は、米中貿易戦争をはじめとする世界的な政治経済の不確実性が大きな影響を与えた結果となりました。米中の対立激化により、金は安全資産として再評価され、投資家にとって重要な資産となったほか、特に中央銀行の金購入の増加や、米国の金融政策の影響などが金相場を後押ししました。

米中貿易戦争は長期的に続き、金市場にも引き続き影響を与えることが予想されたのです。金は、今後も世界経済の不安定さを反映した資産として、注目され続けることでしょう。


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