東京オリンピック1964年の記念コイン
1964年（昭和39年）に開催された東京オリンピックは日本ではじめてのオリンピックでした。
また、その際に発行された記念硬貨は日本で最初の記念コインです。そのため、いまも人気があります。
日本で最初の記念コイン
夏季オリンピック、冬季オリンピックとも日本でオリンピックが開催されると記念コインが発行されます。
日本で最初のオリンピックであった1964年（昭和39年）東京オリンピックで発行された記念コインは何種類あったでしょう？
答えは、「２種類」。
1000円銀貨と100円銀貨それぞれ１種類、計２種類です。
1000円の記念コインは、片面に富士山と桜がデザインされ、もう片面にはオリンピックシンボルの五輪と「1000 YEN」が刻まれています。
100円の記念コインのデザインは一般公募され、デパート勤務の20歳の女性が応募した作品が選ばれました。片面は炎を上げる聖火台とオリンピックシンボルの五輪、もう片面は日の丸を背に「100」と数字が刻まれています。
1964年の東京オリンピック記念コインは、日本で最初に発行された記念コインです。金融機関の窓口で両替という形で交付されました。
この記念コインは爆発的な人気を呼び、引換え当日には長蛇の列ができたそうです。発行による収入の一部は大会運営費に充てられ、大会の成功に寄与しました。
そして、この記念コインの成功から、その後の万国博覧会をはじめ大きなイベント時に記念コインが発行されるようになりました。
1964年の東京オリンピックは日本で初めて開催されたオリンピックということで、いまも大きなエポックとして記憶されています。次の東京オリンピック記念コインを手にしたことで1964年の記念コインもほしくなったという方も少なくありません。
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