金貨には「収集型金貨」と「地金型金貨」の2種類があります。「収集型金貨」には国家的記念イベントの金貨や古銭の価値があるアンティ-ク金貨などがあり、「地金型金貨」は主に投資を目的に発行された金貨です。
「フランス・ヨーゼフ金貨」には、RESTRIKE(リストライク)が多く、アンティークコインというよりは「地金型金貨」として扱われています。
世界中、いろいろな金貨が鋳造・発行されていますが、金貨にはその購入目的によって大きく2種類があることをご存じでしょうか。
一つは国家的な行事において発行される記念金貨、また過去にヨーロッパやアメリカなどで鋳造・発行されたアンティーク金貨などの「収集型金貨」があります。
もう一つは各国の政府などで投資用に鋳造・発行される「地金型金貨」があります。
「収集型金貨」は希少価値やレリーフやデザインの人気などで一般的には地金型金貨より高い買取価格で取引されますが、コイン収集家達の人気が無くなった際などには、買取価格の下落など価値が変動します。
「収集型金貨」のうち記念金貨としては、日本では「昭和天皇陛下御在位60年記念10万円金貨」、「皇太子殿下(令和天皇陛下)御成婚記念5万円金貨」などがあります。
またアンティーク金貨には、「ヴィクトリア女王即位記念 ”ウナとライオン”5ポンド金貨」(イギリス)、「ナポレオン3世20フラン金貨」(フランス)、「リバティー20ドル金貨」(アメリカ)等、時代を代表する偉人たちが描かれた金貨があります。
一方、「地金型金貨」の価格は、加工費や運搬費等の鋳造費に、日々の金価格が加えられるため変動します。
地金型金貨の多くは、各国の政府が発行元として金貨の品質を保証しているので安全に取引できるという特徴があります。
代表的な「地金型金貨」としては、「ウィーン」(オーストリア)、「メイプルリーフ」(カナダ)、「バッファロー(アメリカ)、「カンガルー」(オーストラリア)などの金貨があります。
オーストリアの「フランス・ヨーゼフ金貨」には、RESTRIKE(リストライク、過去に発行していた硬貨をのちになって同じ鋳型で再鋳造すること)が多く、アンティークコインというよりは「地金型金貨」として扱われています。
その主なものは以下の通りですが、オーストリア政府が発行しており安心感があります。
「フランツ ヨーゼフ1世4ダカット金貨」(1915年/RISTRIKE)
「フランツ・ヨーゼフ1世1ダカット金貨」(1872年~1915年/RESTRIKE)
「フランツ・ヨーゼフ1世 ハンガリー国王戴冠40周年記念 100コロナ金貨 」(1907年/ RESTRIKE)
「ハンガリーフランツ・ヨーゼフ1世20コロナ金貨」(1894年/ RESTRIKE)
「フランツ・ヨーゼフ1世 20クローネ金貨」(1915年/ RESTRIKE)など。
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