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クロアチアは今日まで、周囲の国々の領土の一部となったり、強国の軍事力に脅かされてきました。1991年に独立を果たした歴史の浅い国ですが、希少価値のある金貨があるので、クロアチアの歴史とともにご紹介します。
クロアチアはバルカン半島の北西端に位置し、北側はスロベニアとハンガリー、東側はセルビア、南側はボスニア・ヘルツェゴビナと国境を接しています。
イタリアの対面に、アドリア海を挟んで存在する国という説明がわかりやすいでしょう。国土は九州の約1.5倍の広さで、それほど大きな国ではありません。その形状はひらがなの「く」の字に似ています。
この国の南西部にはアドリア海が広がり、美しい海岸線が形成され、北部には多くの温泉が点在する自然豊かな地域です。13世紀から16世紀にかけて、海上交易の盛んな都市として発展したドブロブニク旧市街は、観光客に人気を博しています。
アドリア海に面した、オレンジ色の瓦で覆われた屋根の町並みが広がり、その美しい景観から「アドリア海の真珠」として知られています。アドリア海に浮かぶ細長いフバル島は、ヨーロッパを代表するリゾート地の1つです。
1991年に、ユーゴスラビア社会主義連邦共和国からの独立を宣言しましたが、連邦軍がクロアチアに本格的に介入し、内戦が勃発しました。
1992年には国連に加盟し、1995年にはセルビア人勢力との和平協定を締結しました。1991年から95年にかけての民族紛争の結果、国内の民族構成が大きく変化し、クロアチア人が増えてセルビア人は減少しました。2009年にはNATOに加盟し、2013年にはEUに加わっています。
かつて、クロアチアという国は存在していませんでした。紀元前にはローマ帝国、中世にはベネチア共和国、ハプスブルク帝国、オスマン・トルコ帝国など、当時の強大な国々の領域の一部だったからです。
最近ではユーゴスラビアという、社会主義国家であったこともありました。その後、ユーゴスラビアは「クロアチア」「スロベニア」「セルビア」「ボスニア・ヘルツェゴビナ」「モンテネグロ」「コソボ」「マケドニア」の7カ国に分かれました。
クロアチアではマグロが養殖されていて、主に日本に輸出されています。
また、ユーゴスラビア時代の内戦で、クロアチアも多くの痛手を被りました。その復興のために日本からNPO団体が訪れ、多くの復興活動を行いました。
たとえば、日本の素晴らしい文化を広めたり、孤児院を訪問したり、地雷を撤去したりしています。ユーゴスラビアの大統領であったチトーは、日本と深い交流を持ち、日本文化がクロアチアに取り入れられる契機となりました。俳句、柔道、剣道、空手などは、クロアチアで教室が開かれるほど定着しています。
クロアチアにも金貨、アンティークコインはありますが、まだアンティークコイン業界ではその存在感は薄いようです。これは投資の魅力を示唆している一方で、確かな知識に基づかない判断をすると、損失のリスクが高まるとも考えられます。
アンティークコインはその価値が減少しにくいものの、流動性が低く、換金が難しいという問題があります。そもそも、クロアチアではアンティークコインの数が非常に限られています。したがって、今の段階で投資を行うのであれば、将来的な価格上昇を期待することになるでしょう。
アンティークコインが少ない背景には、まずクロアチアという国の歴史が浅いことが影響しています。10世紀にクロアチア王国が設立されたものの、長らくオスマン帝国やハンガリーなどの支配下に置かれていました。
また、その後ユーゴスラビア連邦に属していたため、完全な独立は1991年と、つい最近のことです。このように、国としての歴史が浅いため、国の重要な出来事やイベントの際に、コインが鋳造される機会も少なかったようです。
このような背景があるため、クロアチアのコインには将来性が期待されるものの、他国のコインと同じ感覚で投資するのはリスクがあります。
ちなみに、動物やパターンがデザインされたコインが多く見られるという点が、クロアチアのコインの特徴です。一方、他の国々と異なり、首相や王族、歴史的な人物の肖像がデザインされたコインはあまりないようです。
歴史的な変革をもたらした人物が描かれたコインは、その国の歴史を感じさせるため、価格が上昇する傾向があります。ただし、動物をテーマにしたコインは、必ずしも人気がないわけではありません。
動物をモチーフにしたコインは「アニマルコイン」とも呼ばれ、特定のコレクターに対して注目を集めやすいのが特徴です。もしコレクターの心をつかむようなコインが発行されれば、クロアチアのコインは今後市場で注目される存在になるかもしれません。
クロアチアのユニークな金貨を2つご紹介します。
2024年版としてご紹介するのは、「1オンス 黒トカゲ」という新たなクロアチアコインです。こちらは純度99.9%の純金製で、額面は100ユーロとなります。
このコインの中心には、岩の端から何かをうかがうトカゲの姿がデザインされており、その愛らしいディテールが特徴です。発行枚数はわずか200枚に限られており、そのため価格は日本円で70万円以上と高額に設定されています。
アンティークコイン界でも非常にインパクトがあるのが、「2オンス+1オンス 輪郭ネクタイ金貨・銀貨セット」です。なんと、ネクタイ型の金貨と、それにぴったりはまるスーツ型の銀貨がセットになっています。
ネクタイ型金貨は純度99.9%の純金で、クロアチアの国章を想起させる市松模様のデザインが施されています。このようなコインが作られたのは、クロアチアがネクタイの発祥地として知られているからでしょう。
17世紀、戦場へ向かう男性の首元に、無事を祈るために赤いスカーフを巻き付けたのが、ネクタイ文化の始まりとされています。
クロアチアのユニークな金貨を2つご紹介しましたが、これらの金貨をお持ちの方がいましたら、査定に出して現在の価値を知っておくといいでしょう。クロアチアの金貨はあまり出回っていないので、今後高値がつく可能性があると予想されます。
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