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2021年から2023年にかけて日本ではインフレが進んでいます。インフレが進むとともに金の資産防衛手段としての重要性が高まっていきました。本記事では2021年から2023年にかけての社会情勢や金の買取価格について説明をした上で各年度の前後期における価格動向について解説していきます。インフレの動きに対して金の価値がどのように変動しているかを紹介するので参考にしてください。
2021年から2023年にかけて、金は資産防衛手段としての役割を強く示しました。この期間、金の価格は急激に上昇し、1グラムあたりの最高値が2021年に約7,000円、2022年に約8,000円、2023年に約10,000円と推移しました。この章では、2021-2023年における金価格動向や要因について分析します。
2021年前期、新型コロナウイルスの影響が続く中、金価格は上昇傾向にありました。この時期、世界経済の不確実性が高まり安全資産としての金の需要が高まったのです。各国政府や中央銀行による大規模な経済対策が実施される中、投資家たちは資産の防衛を求めて金に注目しました。
2021年後期には、各国の経済回復策によるインフレ懸念が高まり、金価格は変動しつつも上昇を続けました。この時期、金は1グラムあたり約7,000円の最高値を記録したほか、経済活動の再開に伴う需要の回復と供給制約によるインフレ圧力がはっきりとした時期であり、金はインフレヘッジとしての役割を果たし始めました。
2022年から2023年にかけて、金価格は急激な上昇を見せ、2023年には1グラムあたり約10,000円という過去最高値を記録しました。この背景には、世界的なインフレ圧力の高まりがあったのです。エネルギー価格の上昇やサプライチェーンの混乱、労働市場の逼迫など、様々な要因がインフレを加速させ金の価値を高めていく要因となりました。
2022年後半から2023年にかけては、ロシアのウクライナ侵攻や世界的なインフレ加速など、地政学的リスクと経済的不確実性が高まったため、金の買取価格は急激に上昇し、約10,000円という過去最高値を記録しました。
金価格の変動には複数の要因が絡み合っています。中でも次の3点が大きな要因です。
・世界経済の不確実性
・高まったインフレ
・供給側の要因
まず、世界経済の不確実性が挙げられます。新型コロナウイルスの影響や地政学的リスクの高まりにより世界経済の先行きが不透明になった状況で、金の需要が高まり価格が上昇する要因となったのです。
次に、各国の金融緩和策や財政出動により、市場に大量の資金が供給されたことでインフレが高まった点が挙げられます。実質金利の低下は金の相対的な魅力を高め、価格上昇を後押ししました。特に2022年以降、インフレ率が各国の目標値を大きく上回る中、金はインフレヘッジとしての役割を強く発揮しました。
さらに、供給側の要因も金価格の上昇に寄与しました。エネルギーや原材料価格の上昇、物流の混乱などにより、金の採掘や精製、輸送にかかるコストが増加しました。つまり、金の需要が高い中、供給できる金が減ることから金の価値を高める結果となったのです。
金は世界中で長年に渡ってインフレヘッジとして機能していましたが、2021年から2023年の期間についても同様です。物価上昇に伴い、金の価値も上昇し、資産の実質価値を維持する役割を果たしました。特に、インフレ率が加速する中、金は他の資産クラスよりも高い価値保全能力を示しました。
また、金は株式や債券とは異なる特徴や値動きをするためポートフォリオ分散に活用する投資家も少なくありません。株式市場が変動する中、金は安定的な値動きをするため今後も需要が高まることが見込まれています。
加えて、金は長期的にわたって価値が下がらない特徴もあります。2021年から2023年の期間も同じであり、下がるどころか金価格は約43%上昇し資産防衛手段としての有効性を示しました。
資産防衛手段として評価の高い金ですが、次の2点に注意してください。
・金価格の変動性
・インカムゲインは期待できない
安定しているといわれる金価格ですが、変動性は無視できず短期的には大きな価格変動が起こる可能性があります。そのため、金を売買する場合は価格の変動をリアルタイムで把握してください。
また、金は株のように配当や利子を生まないため、インカムゲインを期待することはできません。株や債権とは違った特徴がある点を理解するようにしましょう。
2021年から2023年にかけて、金貨および金の買取価格はインフレや政治的な要因、その他経済政策など様々な要因によって大きく変動しています。インフレに対して金の価値や価格変動の背景による要因を理解することによって、金の投資対象がより高まることでしょう。
また、金は資産防衛の一手段であり、バランスの取れた投資戦略の一部として位置付けることが重要です。そのうえで、投資目的やリスクの許容度などに合わせて投資戦略を進めるようにしましょう。
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