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ギリシャのアンティークコインの歴史

ギリシャのアンティークコインの歴史

ギリシャには、さまざまな神々の伝説が伝わっています。現在は国土の小さな国ですが、かつては強大な影響力を持っていました。そんなギリシャのアンティークコインをご紹介します。

ギリシャはどんな国?

ギリシャはどんな国?

ギリシャの面積は131,957平方キロメートルで、日本の約3分の1ほどです。人口は約1,046万人で,首都アテネには約300万人が住んでいます。ギリシャはバルカン半島の南東部に位置し、アルバニア、北マケドニア、ブルガリア、トルコと国境を接しています。

ペロポネソス半島やクレタ島を含むエーゲ海に約3000の島々が点在しており、山の多い地形で海岸線は入り組んで曲がりくねっているのが特徴です。主要な産業は農業で、世界的に有名なオリーブの他、ぶどう、綿、葉タバコなどが栽培されており、ボーキサイトが豊富にあります。多くの債務を抱え、海外からの移民送金などで貿易赤字を埋め合わせています。

そんなギリシャはヨーロッパ文明の発祥地で、数々の遺跡を有しており、これらは観光業に役立てられています。加えて、海運業も非常に活発です。また、ギリシャはヨーロッパの文化に深い影響を与えた、ギリシャ神話やオリンピック起源の地としても知られています。

オリンピックは、神々に捧げる祭りとして始まったもので、紀元前9世紀頃から行われていました。その後、古代オリンピックは4世紀に終わりましたが、19世紀末にIOC(国際オリンピック委員会)が設立され、1896年には近代オリンピックの初回大会がアテネで開催され、今に至っています。

アクロポリスと呼ばれる、小高い丘に位置するパルテノン神殿は、紀元前5世紀に建設されたものです。その柱はエンタシスという中央部分が膨らんだデザインになっており、この特徴は日本の法隆寺の金堂の柱にも見られます。

ギリシャの気候

ギリシャの気候

ギリシャは地中海性気候に分類され、夏は暑く乾燥し、冬は温暖で降水量が多くなる傾向があります。ただし、これはあくまでも傾向であり、冬の期間中ずっと雨が続くわけではありません。仮に雨が降った場合でも、日本の梅雨のように長時間降り続くことはないようです。

ギリシャのコインの歴史

ギリシャのコインの歴史

アンティークコイン市場では、現代のギリシャ共和国の硬貨よりも、古代ギリシャで発行されたドラクマを含む、聖書に記載された貨幣が古代コインとして人気があります。聖書にも登場する貨幣で、『ルカの福音書15章8節』に、この貨幣のことが記録されています。

ちなみに、『マタイによる福音書』でイエス・キリストが神殿税として取り出した銀貨も、ドラクマ銀貨だと考えられているということです。ギリシャでは、2ドラクマ相当の貨幣をディドラクマ、4ドラクマ相当の貨幣をテトラドラクマといいます。ドラクマの6分の1の価値を持つオボルスも、ドラクマと同じく貨幣・重量の単位で、ドラクマの6分の1に相当する価値がありました。

こちらにも、ディオオボルス(2オボルス)やトリオオボルス(3オボルス)に相当する貨幣が存在していたとされています。ちなみにオボルスは、日本の六文銭のように、冥銭としても利用されていた通貨の1つだったようです。 以下に詳しく解説しましょう。

日本の三途の河の渡し賃と同じ風習

日本の三途の河の渡し賃と同じ風習

古代ギリシャでは、葬儀の際に死者の口に1オボルスを置くことで、ギリシャ神話に登場する運命の船の渡し守であるカローンに、1オボルスを献上することにより、死者が冥界の河を渡ることができると信じられていました。ギリシャ神話によると、この埋葬の儀礼を施さなかった場合、河を渡る許可が得られるまで最大100年もの間、岸を彷徨い続けることになるそうです。

古代ギリシャには冥銭の風習があり、オボルスは死者への敬意を表すために使われていました。まるで日本の三途の河の渡し賃とそっくりですね。ちなみに、現在のギリシャは欧州連合に加盟し、通貨はドラクマからユーロに変更されています。

ギリシャの高い希少性を持つ金貨

ギリシャの高い希少性を持つ金貨

ではここで、ギリシャの稀少な金貨をご紹介しましょう。

アレクサンダー大王(女神アテナ) 2ステーター金貨

古代ギリシャ、マケドニア王国で鋳造された、女神アテナの画像があるアレクサンダー大王の金貨です。裏面には勝利の女神ニケの右側に、ギリシャ語で「AΛEΞANΔPOY(アレキサンドロス)」と記されていることから、アレキサンダー大王の時代に作られたことが分かります。 ただし、アレキサンダー大王は非常に影響力のある王であったため、彼の死後も貨幣は発行されていたようです。古代の硬貨は、すべて異なるデザインを持ち、特に中央に打たれた部分が目立つほど、その価値は高くなります。

プトレマイオス8世(アルシノエ2世)オクタドラクマ金貨

表面には、アルシノエ2世が描かれています。 プトレマイオス朝エジプトの女王として、クレオパトラ7世と並ぶ有名な女性であり、外交や戦略に長けていたと言われています。彼女の名を冠した都市が多く存在することからも、強大な権力を持っていたことが伺えます。彼女は死後に神格化され、多くの硬貨にその姿が描かれました。このコインも彼女の死後に作られたものです。 金貨の表面には、アルシノエ2世の肖像が刻まれており、裏面にはコーヌコピア(コルヌコピア)が象徴的に刻まれています。コーヌコピアは、ギリシャ神話では豊かさの象徴として登場し、神々が人間に授けた贈り物を意味しており、以後、様々な繁栄の象徴とされるようになりました。

まとめ

ギリシャは世界的な神話の里であるだけでなく、非常に希少価値のあるアンティークコインがあることがわかりました。ギリシャのアンティークコインを持っている方がいましたら、査定に出してその価値を確認しておきましょう。


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