十二支がデザインされたコインの種類
2011年卯年、イギリス、カナダ、フランス、シンガポール、オーストラリアの5ヶ国造幣局が金、銀の「十二支（うさぎ）コイン」を発行しました。
また中国では「中国十二支金貨」を毎年発行、古くは1987年の卯年に「中国十二支150元金貨」が発行されています。
日本でも2011年（平成23年）卯年の「十二支純金コイン」を含め、毎年発行されてます。
世界へ拡がる十二支コイン
十二支がデザインされたコインとしては、2011年の卯年からイギリス、カナダ、フランス、シンガポール、オーストラリア・パースなどの各造幣局が製造し、イギリス、カナダ、フランス、ブータン、オーストラリアの世界5ヶ国が発行されている干支コインシリーズがあります。
各国の卯年発行のコインは次の通りです。
・イギリス～「100ポンド金貨」、「2ポンド銀貨」
・フランス～「50ユーロ金貨」、「10ユーロ銀貨」
・カナダ～「150ドル金貨」、「15ドル銀貨」
・オーストラリア～「100ドル金貨」、「25ドル金貨」、「30ドルカラー銀貨」、「1ドル銀貨 4種セット」
・ブータン～「1000ニュルタムカラー金貨」、「500ニュルタムカラー銀貨」
などがあります。
また中国でも干支をモチーフにした「中国十二支金貨」が、1981年から毎年発行されており、1987年の卯年には「中国十二支150元金貨」が発行されています。
金貨の表面は「うさぎ」が描かれ、その裏面は「黄鶴楼」（コウカクロウ）が配されています。
一方、日本では造幣局が十二支をテーマに毎年発行、平成23年の卯年には卯（うさぎ）の「干支純金メダル」と「干支十二稜純金メダル（卯）」を発売しています。
卯年の「干支純金メダル」の表側は「卯（うさぎ）」を浮き彫りにし、眼の部分には水晶(クリスタル)のように輝く無色透明なガラスを埋め込んでいます。
また裏面は金の鮮やかな光沢を出すために一部、ピアノ塗装風の仕上げとなっています。
また「干支十二稜純金メダル」の方は、十二角形の形態で、表面の中央部に卯（うさぎ）を凸形に刻まされた彫刻のように浮き出させ、その外廻りには、江戸時代の時刻の定め方である十二時辰（じゅうにじしん）に似せた十二支の文字を配しています。
裏面は無地で、細かな凸凹を付けてザラザラにした仕上げとなっています。
近年、十二支を題材にしたコインは、イギリス、フランス、カナダ、オーストラリア、シンガポール、ブータン以外の広く世界各国の造幣局からも発行される拡がりが見られています。
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