イギリスのプレミア硬貨
イギリスのお金(ポンド)は、デザイン性が高いと評判。イギリスの古銭の中でも代表的存在なのが、｢ウナライオンコイン｣。
世界一美しい硬貨と評され、高いプレミア硬貨。最近では、エリザベス2世御即位65周年に発行された「クイーンズビーストコインシリーズ」も。
世界一美しいイギリスの古銭｢ウナライオンコイン｣
イギリスのアンティークコインは、コイン収集家を初め多くの人々の間で、高い人気があり、幅広く流通しています。
その人気の秘密は、イギリスの栄光の歴史とともに数々の優れた美しいデザインのコインを生み出したことにあり、日本人からもたくさんの人気を集めています。
イギリスの金貨には、投資目的で売買されている「地金型金貨」と記念硬貨などコレクションなど収集目的で売買されやすい「収集型金貨」があります。
イギリスの「地金型金貨」でプレミアな硬貨として、有名なのは「ブリタニア金貨」が挙げられます。
「ブリタニア金貨」は、イギリス王立造幣局から発行されており、当時世界最大のシェアを誇っていた「ソブリン金貨」に代わって1987年から発行が開始されました。
表面にはイギリスの象徴でもあるエリザベス女王の肖像が、裏面にはイギリスを擬人化した女神、ブリタニア女神がレリーフ（浮き彫り）されています。
ブリタニアコインには金貨以外に銀貨、プラチナ貨もあります。
全て同じデザインが採用されています。
一般的に収集型金貨は、主に国家的なイベントなどのタイミングで発行される記念硬貨が多く、イギリスの「収集型金貨」としては、代表的なものにピーターラビット100周年記念金貨や2012年ロンドンオリンピック競技大会公式記念コインなどがあります。
また設立50周年の国際連合を記念した2ポンド金貨や1489年ソブリン金貨がはじめて発行されてから500周年を記念して1989年に発売された「500周年記念ソブリン金貨」などもあります。
ところで、イギリスの古銭の中でも代表的存在なのが｢ウナライオンコイン｣で、世界一美しい硬貨と評されています。
「ウナライオンコイン」は、大英帝国を築いた若き、そして美しきヴィクトリア女王が18歳での即位を記念して400枚だけ発行された硬貨で、その裏面には、当時人気小説｢妖精の女王｣の主人公ウナ（ヴィクトリア）がライオン（イギリス）を導く姿が描かれています。
「ウナライオンコイン」は、博物館クラスの超稀少な古銭で、状態の良いもので人気の高い種類だとプレミア価値は1億円以上だと言われています。
ウナライオンコインを手に入れることは困難ですが、イギリスの古銭には、プレミアな硬貨がたくさんあります。
最近では、エリザベス2世御即位65周年に発行された「クイーンズビーストコインシリーズ」。
また来年2022年には、いよいよエリザベス2世は即位70周年のプラチナ・ジュビリーを迎えますが、これを記念して即位65年目から70年目までの5年間で、10種類のコインが発行されます。
表側にエリザベス2世の肖像画、裏面には英国の国章や歴史的象徴である神話的な動物10種類がデザインされています。
「クイーンズビーストコイン」は、発行枚数が少なくプレミアな買取り価値がつく硬貨の1つです。
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