ロシアの「ルーブル金貨」はコイン収集家の中でも人気がある金貨です。
中でも今から1世紀以上前に発行されたものに人気が高く、アレクサンドル2世時代に鋳造された「3ルーブル金貨」(1874年)、ロシア皇帝アレクサンドル3世をレリーフした「5ルーブル金貨」(1881年)や王位継承した息子のニコライ2世をレリーフとした5種類の「ルーブル金貨」などがあります。
また1897年から1911年の間には、ロシア皇帝ニコライ2世の肖像が描かれた5種類の「ルーブル金貨」が発行されました。
この「ルーブル金貨」は、「5ルーブル金貨」、「7.5ルーブル金貨」、「10ルーブル金貨」、「15ルーブル金貨」、「25ルーブル金貨」の種類があります。
特に「7.5ルーブル」と「15ルーブル」の金貨は、1897年のみ鋳造され、枚数も少なく大変希少性があり、高い買取価格の金貨になっています。
ニコライ2世(1868年 ~1918年没)は、ロマノフ朝最後の皇帝であり、また最後のロシア皇帝(在位期間:1894年11月 ~ 1917年3月)でもあります。
日露戦争・第一次世界大戦において中心的な位置にいた人物ですが、当時の反体制勢力を厳しく取り締まったことでロシア革命を招き、ニコライ2世一家は滅亡します。
比較的近年発行されたロシア「ルーブル金貨」としては、下記のようなものがあります。
「ロシア 200ルーブル金貨Wildlife (ワイルドライフ) シリーズ・シベリアトラ金貨」発行年: 1996年発行(直径: 33 mm厚さ: 2.25 mm重量: 31.1 g、純度: 金99.9%)。
「ロシア バレリーナ 10・25・50・100ルーブル プルーフ金貨」1994年発行)。
その中身は、
「100ルーブル」(直径: 30mm、重量:15.55g、純度: 金99.9%、発行枚数:2,000枚)
「50ルーブル」(直径: 22.6mm、重量:7.78g、純度: 金99.9%、発行枚数:2,500枚)
「25ルーブル」(直径: 16mm、重量:3.11g、純度: 金99.9%、発行枚数:5,000枚)
「10ルーブル」(直径: 12mm重量:1.56g、純度: 金99.9%、発行枚数:7,000枚)
など。
1975年以降には、「イワン三世10ルーブル・チェルボーネ金貨」の発行やソビエト連邦時代の1980年に開催された「モスクワオリンピック」を記念した「100ルーブル金貨」も発行しています。
「ルーブル金貨」を初め金貨の買取価格は常に変動しています。
買取りを検討される際には、買取専門店などで最新価格を問い合わせて見ることも必要です。
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