金貨でも有名な皇帝フランツ・ヨーゼフ1世｜七福本舗

金貨の買取・売却ならお任せください

金買取上野

[文京根津店] 地下鉄千代田線根津駅より徒歩1分!

金貨でも有名な皇帝フランツ・ヨーゼフ1世

様々な金貨が発行されていることでも有名なオーストリア皇帝「フランツ・ヨーゼフ1世」（1830年～1916年）は、１８歳で即位以降、約70年近く在位。在位期間にハンガリーの独立運動、大ドイツ主義方針によるオーストリア帝国の分断の動き、イタリア統一戦争、バルカン半島進出、オーストリア皇太子暗殺事件、第一次世界大戦突入等がありました。

フランツ・ヨーゼフ1世は様々な金貨が発行されていることで有名

皇帝「フランツ・ヨーゼフ1世」の足取り

「フランツ・ヨーゼフ1世」（1830年～1916年）は、オーストリア皇帝（在位：1848年～ 1916年[）であり約70年近く在位。ハンガリー国王も兼ねるなどオーストリアの象徴的存在でもありました。皇妃は美貌で知られる「エリザベ一ト」です。

「フランツ・ヨーゼフ１世」は1848年、１８歳で即位します。
即位以降「フランツ＝ヨーゼフ１世」にとって節目となる事件、戦争が相次いで起ります。

まず、1848年の即位時にはコシュートに率いられたハンガリーの独立運動に直面しますが、ロシアの援助で抑えました。
次にオーストリア帝国の分断の動きです。
1848年フランクフルト国民議会でドイツ統一という大ドイツ主義方針（ドイツ人居住地とそれ以外のハンガリーやベーメン＝現在のチェコの西部・中部地方＝を分離するというもの）が優勢となりますが、「フランツ・ヨーゼフ1世」はそれに強く反対します。

一方、1859年になると北イタリアではサルデーニャ王国（北イタリアのピエモンテ地方とサルデーニャ島とを併せた王国）がフランスナポレオン３世と結んで、イタリア統一戦争を起こします。
しかしナポレオン３世が突如、オーストリア帝国との休戦協定に応じるという単独行動によりイタリア統一戦争は頓挫します。

そして1866年にはプロイセン＝オーストリア戦争が起こります。
プロイセン王国ビスマルクの挑発で始まり、結果オーストリアの一方的な敗戦に終わります。

翌1867年3月オーストリア帝国は、ハンガリー王国の独立を認めると共に「フランツ＝ヨーゼフ１世」がハンガリー王を兼ねてオーストリア帝国＝ハンガリー王国という二重の統治体制をとることになります。

その後はもっぱらバルカン半島進出に向かい、スラヴ系民族とその背後にあるロシアとの対立を深めていきます。
1908年にはボスニア・ヘルツェゴヴィナ併合に踏み切り、セルビアが強く反発します。

こうした中、1914年６月ボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボで「フランツ・ヨーゼフ1世」の甥で皇位継承者のフェルディナント皇太子夫妻がセルビア人青年に襲われ亡くなったことから、セルビアに宣戦布告します。
それが第一次世界大戦への引き金となり、大戦の戦局が悪化する中「フランツ＝ヨーゼフ１世」は1916年11月に死去します。