イギリスのジョージ6世といえば
英国王「ジョージ6世」は、現英国元首「エリザベス2世」の父親にあたる人物。激動の時代を生き抜いた「ジョージ6世」の人生の足跡を描いた映画「英国王のスピーチ」が有名です。
「ジョージ6世」時代にも「5ポンド金貨」や「戴冠記念金メダル」が発行されました。
「ジョージ6世」と映画「英国王のスピーチ」
映画「英国王のスピーチ」のモデルにもなった英国王「ジョージ6世」は、現英国元首「エリザベス2世」の父親にあたる人物です。
その「ジョージ6世」は幼少の頃から、激しい吃音症に悩まされ、彼が吃音を治すために雇った治療士との心温まる交流と20世紀激動の第2次世界大戦にあたって、国民を勇気づける見事なスピーチを披露し人心を得て、英国を支えたことを描いた映画「英国王のスピーチ」が有名で、その評価は高く大変な人気を博しました。
この映画は、米アカデミー賞の授賞式で、作品賞を含めた主要4部門を制覇しました。
「ジョージ6世」の横顔の概略。
・生年月日 1895年12月14日生まれ、1952年2月6日没。
・王位在位期間 1936年12月11日～1952年2月6日。
・先代王位 エドワード8世（兄）
・次代王位 エリザベス2世（長女）
・妻 エリザベス・バウエス＝ライオン
・子供 エリザベス2世とマーガレット王女
・性格など 引っ込み思案、生真面目、誠実、病弱
・人生の節目 兄の退位により、自分が国王になると決まったとき
・国民の評価 第二次大戦中にロンドンが爆撃を受けている間、地方へ疎開することを拒んで国民を励まし続けたために、大きな支持を得る。
「ジョージ6世」の在位期間にも、歴代の国王と同じように「5ポンド金貨」が発行されました。
「5ポンド金貨」の資産価値が高く、コインコレクターや投資家からの人気があり、高い買取りが期待できるコインです。
表面は「ジョージ6世」の肖像で、裏面は聖ジョージがドラゴンを退治するデザインです。
1937年にプルーフ金貨として単独発行、発行枚数は5500枚でした。品位は917Goldです。
このほかクラウン銀貨や他コインも発行されました。
1937年には「戴冠記念金メダル」が発行されました。発行枚数は約300枚程度。こちらのデザインの表面は「ジョージ6世」で、裏面は妻「エリザベス妃」の肖像が描かれています。
ともに戴冠式の衣装で王冠をつけた国王と王妃の肖像です。こちらは大型と小型のメダルがあり、大型は質量が約123.8ｇ、直径が57.00mm。銀メダルも発行されています。
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