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私が長年大切に保管してきたドイツのマルク金貨とお別れをしました。
金貨を見ると楽しかった思い出が蘇って少し寂しい気持ちがありましたが、思い切って売却しました。
20年ほど前からアンティークコインに興味を持ち、各国へ旅行に行くたびにコインを購入するのが定番化していました。
それぞれのコインが出来た背景や歴史を勉強するのも趣味でして、最近では日本の古銭についても学んでいます。
そんな私が初めて購入したのがドイツのヴィルヘルム2世10マルク金貨です。
表面はヴィルヘルム2世の横顔、裏面はドイツ帝国に紋章として大きな翼をもつ大鷲のデザインとなっています。かなり昔は大鷲ではなく小鷲タイプのものもあったそうです。
この金貨が発行されたのは1872〜1915年で、この時期には多くの都市国家が存在して、様々な金貨が製造されたそうです。
私は学生の頃から旅行にハマり始めたんですが、実は今の妻と大学の卒業旅行としてお互いに初海外を経験したのがドイツなんです。
実はこのマルク金貨は自分で購入したのではなく、ドイツで出会った現地のガイドさんと仲良くなり、プレゼントしてもらったものです。
そんな若い頃の良い思い出が詰まった大好きな国の金貨なんですが、このところ夫婦で断捨離に努めておりまして、その流れでアンティークコインの数々をこのまま保管し続けるか、それとも思い切って換金するのかずいぶんと迷いました。
もちろんマルク金貨については頂きものですし、特別な思い入れのあるものですが、子供のことでこれからお金が必要になることや、売るタイミングをずっと考えているといつまでも持ち続けるしかないので、勇気を出して今だ!と思って売ることを決意しました。
金貨がなくても思い出が消えるわけではないですしね。
相場は一応調べて行きましたが、この度は考えていた金額よりも高い金額で買取していただけて本当に良かったです。
状態が良かったとのことで、大切にしてきた甲斐がありました。
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