
父親のコレクション中にあったのが「新1円銀貨(大型)」(明治7年)。その1枚の銀貨の買取り価格に驚きました。
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数年前の香港に旅行中、買い取り店で見つけた「丸銀」。「丸銀」は「一円銀貨」の一種です。
「円銀」は明治から大正時代に主に貿易決済用に発行された銀貨で、日本国内を初め香港、台湾、中国でも多く流通しましたが、法改正による「円銀」の使用禁止の代わりに作られたのが「丸銀」です。
数年前、日本から気軽に行くことのできる香港に行ってきました。
香港旅行ではホテルの滞在を楽しみながら、グルメやショッピングを満喫。
ショッピング中に日本国内や香港などに店舗を展開している買取店に立ち寄りました。
そこで日本でもなかなか見ることのない一円銀貨「丸銀」を見つけました。
一円銀貨は、日本の古い貨幣の中でも特に人気の高い硬貨と言われており、その一円銀貨の種類は幅広く存在するので、以前から興味をもっていました。
その中でも一円銀貨「円銀」と「丸銀」は有名な銀貨です。
そこで改めて、一円銀貨「円銀」や「丸銀」について帰国後に調べてみました。
一円銀貨には、「円銀」とも呼ばれる銀貨と「丸銀」と呼ばれる銀貨、それに「貿易銀」と呼ばれる種類があります。
「円銀」は明治4年(1871年)に発行されてから大正3年(1914年)までの期間、主に対外貿易決済用の貨幣として発行が続きます。
円銀のデザインには龍が描かれているのが大きな特徴です。また重量感があり、大きさは約3.8cmあります。
当初、この「円銀」は明治4年から貿易決済用の銀貨としてのみの使用でしたが、その後、国内でも市場に出回るようになりました。
海外では銀貨の地金としての評判から、主に香港や中国で人気が高く、多くの「円銀」が流通しました。
しかし、明治30年になると貨幣の法改正により日本国内では「円銀」が使えなくなりましたが、当時、「円銀」は朝鮮・香港・台湾・中国では「円銀」が広く流通していていました。
こうした状況の下、貿易や海外市場の無秩序化を避けるために政府は「一圓」の文字の左側、または右側に銀の字を丸で囲う刻印し、30年銘より前の円銀に銀塊であることを表す「丸銀」と呼ばれるものが作られました。
そして「円銀」とは別にこれらの地域のみで通用する「円銀」を「丸銀」として流通させることで、「円銀」との区別をつけようと試みました。
しかし実施してみると市場では、従来の「円銀」と区別なく出回り大きな混乱が発生することになりました、結局、短期間で「丸銀」は中止することになります。
「丸銀」には多くの贋作も出回っていますが、その買取り価値は年銘などにより価格に大差がありますが、短期間、少数刻印などからプレミアム硬貨として買取りされています。
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