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モバイル決済大国の中国で進む「デジタル人民元」の実証実験。デジタル通貨とは紙幣や硬貨と異なり通貨をデジタル化、電子データ化したもの。
ニセモノも多い100元紙幣、スマートホンに表示される新札の100元紙幣は実物の100元紙幣と見間違うほどです。
知人が3〜4年前に中国に行った時の話によると、お金の支払いに困ったといっていました。
立ち寄ったコンビニで財布に入っていた100元札を出したところ、男性店員が申し訳なさそうにレジの中を見せてくれて、覗いてみると、申し訳程度の小銭のみが入っていました。
この話から、如何に中国でモバイル決済が普及しているかが分かります。
こうした中国で2020年末、「デジタル人民元」の実証実験が行われました。実験に参加した人数は5万人。
その実験では専用アプリをダウンロードし、その後、スマートフォンには国から送られてきた200元がアプリ画面に表示されます。
「デジタル通貨」(CBDC)とは、紙幣や硬貨といった現物貨幣の形でなく電子マネーや仮想通貨のように通貨をデジタル化、電子データとして存在する通貨です。
中国では2015年に100元のみ新紙幣(第5版人民幣100元)が発行されました。発行目的は偽造対策を大幅に強化するというものでした。
アプリ画面で受け取った200元で買い物に行きお店で精算の際に、そのスマートフォンのアプリ画面を提示します。
アプリ画面には今、使用されている紙幣100元券が表示されるところから、実験に参加したモニターの人からは、実際のお金のような感じだったという声が多く聞かれたといいます。
この「デジタル人民元」は今、「デジタル通貨」システムと市場流通を検討する世界の国々から関心を集めています。
中国に先立ち2020年、まず2カ国がデジタル通貨を発行しました。
その一つの国は、中米カリブ海の小さな島国バハマで世界初の「デジタル通貨」が発行さました。
またアジアのカンボジアでは自国通貨「リエル」より「米ドル」の依存度が高いため、これを是正する狙いもあり「デジタル通貨」を発行しました。
2021年にはEU(欧州連合)や日本などの国々も「デジタル通貨」導入に向けて動きだしました。
日本では日銀が2021年4月、デジタル通貨「デジタル円」の実証実験をスタートしました。
アメリカは現在のところ具体的な計画を明らかにしていません。
「デジタル人民元」の発行に際しては、中国人民銀行(中央銀行)に預け入れた同額の預金に紐付けられています
。中央銀行が紙幣や硬貨と同じように「デジタル人民元」を保証する仕組みです。
中国の実証実験では、すでに50万人以上がデジタル人民元を使用しています。
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