〒110-0008 東京都台東区池之端2-7-17 岩田栄光ビル1F
【営業時間】 10:30〜19:00
【電話番号】 03-5834-2450
1枚の硬貨の中に2人の肖像が描かれている。それは「名誉革命」後、共にイギリス国王・王妃として共同統治者になった「ウィリアム3世/メアリー2世夫妻5ギニー金貨」。
妻の「メアリー2世」没後には、「ウィリアム3世5ギニー金貨」が発行されます。この金貨の一部は大変美しい仕上げ状態のため人気が高いです。
長い歴史のあるイギリス硬貨の中でも、1枚の硬貨の中に2人の肖像が描かれている大変特徴のある図柄の金貨があります。
その硬貨はイギリス「名誉革命」後、共にイギリス国王・王妃として共同統治者になった「ウィリアム3世/メアリー2世夫妻5ギニー金貨」(品位:K22、質量:約41.7g)です。
メアリー(後のメアリ2世)の父親「ジェームズ2世」は、カトリック信者であった為にプロテスタント寄りのイングランド国教会を擁護する議会と激しく対立します。
しかし1688年、大規模な武力衝突等で多くの血を流すこともなく「無血革命」といわれた「名誉革命」が成立します。
翌年、イギリス立憲民主制の礎を築くことになる基本法典の一つ「権利の章典」を公布。「ウィリアム3世」は「名誉革命」の混乱を収束、内政の整備に努めます。
この「名誉革命」を経て「ウィリアム3世」と「メアリ−2世」は、ともにイギリス王として即位します。これは史上初の夫婦による共同統治体制でした。
金貨の手前の方に夫の「ウィリアム3世」(在位期間:1650年〜 1702年)、奥の方に妻の「メアリー2世」(在位期間:1689年〜1694年)が描かれ、共同統治を表わしたものになっています。
共同統治が始まってから3年後の1691年から1694年まで発行されました。
発行された当時、ギニー金貨で発行されました。
ギニーの名前はアフリカ大陸のギニアで採掘された金を用いたことに由来しているといいます。
また妻の「メアリー2世」が亡くなった後は、「ウィリアム3世」自らが政治を行うようになり、その時に「ウィリアム3世5ギ二−金貨」(品位:K22、質量:約41.7g)も発行されました。
金貨の表面は「ウィリアム3世」が月桂冠を被った肖像が描かれています。裏面は統治していた国々(イギリス・スコットランド・フランス・アイルランド)の紋様が刻まれています。
その中心にはライオンと4本の笏(しゃく)が描かれ、1699年から1701年の3年間発行されました。
特に 1701年に発行された金貨は、大変美しい仕上げ状態となっていることから、コイン収集家の間でも大変人気があり、買取り価値の高い金貨になっています。
因みに没後約170年後の1875年にはオランダで「ウィリアム3世」(オランダでの呼び名はウィレム3世)の「10ギルダー金貨」も発行されました。
記念硬貨・記念コイン・金貨をはじめ、売りたい方や買い取りのご相談をしたい方、高価買取のことならお気軽にお問い合わせ下さい。
Copyright (C) 2012 ホームページ作成のトータルディアネット All Rights Reserved.