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家具修理工房から見つかったタンスの中の古銭「天保通宝」など。「天保通宝」には江戸幕府が公式に鋳造・発行したものと各藩が私的に鋳造・発行した「偽物」がありますが、タンスに残されたお金はどうやら偽物。
公式な「天保通宝」より偽物の「天保通宝」の方が売却の際にはプレミアな価格が期待できそう。
私の知人の家は、江戸時代の和ダンスから現代に至るさまざまな傷や不具合の家具を修復する工房です。
知人の話によると、工房に持ち込まれた古いタンスの修理を始めたところ、そのタンスの引き出しの奥の隠し引き出しを発見、そこに古いお金が残されていたとい言います。
そこで知人からの連絡を受け工房に向かうことにしました。
工房に置かれている古いタンスか取り出された古いお金の種類について調べると、一つは大正時代の「50銭硬貨」、もう一つは江戸時代の「天保通宝」というお金だと言うことが分かりました。
このうち古い「天保通宝」は、天保6年 (1835年) から明治3年 (1870年)まで鋳造れていました。
この「天保通宝」、調べて行くうちに江戸幕府公式のものと、偽物といわれるものがあるといいます。
その「天保通宝」の公式なものは4種類あります。
4種類とは
「本座長郭(ほんざちょうかく)」(1835年/天保6年)
「本座細郭(ほんざさいかく)」(1835年/天保6年)
「本座広郭(ほんざこうかく」(1845年/弘化2年)
「本座中郭(ほんざちゅうかく)」(1866年/慶應2年)
です。
この公式の「天保通宝」の額面価値は、寛永通寶100枚、すなわち100文に相当したそうです。
一方、徳川幕府の公式な貨幣以外にも、全国の大名諸藩は独自で私鋳銭といわれる偽物を鋳造、広く多く出回っていたようです。
偽物と言われる大名諸藩の「天保通宝」の主なものに、次のようなものがあります。
「水戸藩鋳銭短足寳(みとはん・たんそくほう)」鋳造:1868年
「薩摩藩横郭仰冠當(さつまはん・おうか・ぎょうかんとう) 」鋳造:1862年
「高知藩鋳銭額輪短尾通(高知藩)」詳しい発行年数は不明
秋田藩広郭(あきたはん・こうかく)
萩藩鋳銭曳尾(はぎはん・じゅせん・ひきお)
天保通宝の偽物の中でも売却の価値が高いものに、「秋田藩広郭」以外に南部藩の「南部銅山手」、「南部小字」、「南部大字」などがあります。
工房のタンスに残された「天保通宝」を買取専門店でみていただきましたが、藩で鋳造された偽物の一つであることが分かりました。
こうした「天保通宝」の偽物は、売却の際には総じてプレミアな価格が期待できそうです。
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