2021年11月に「新500円硬貨」が発行されました。実に20年ぶりの3代目の「新500円硬貨」です。
発行目的の一つは「バイカラー・クラッド技術」の開発・導入や硬貨では世界初と言われる「異形斜めギザ」技術などによる偽造防止効果の向上があります。
2021年11月に「新500円硬貨」が発行されました。
この「新500円硬貨」は、初代の500円硬貨(1982年~1999年、銅75%、ニッケル25%の白銅製)、2代目の500円硬貨(2000年~、ニッケル黄銅製)に続き、実に20年ぶりの3代目の「新500円硬貨」になります。
この「新500円硬貨」の発行の背景として、自動販売機の普及・増加する中で500円玉の偽造、変造が自動販売機で使われる事件が多発、相次いだことなどがあります。
今回の発行の目的の一つに、そういったことに対する偽造の防止技術の向上があり、さまざまな新技術の採用、偽造防止対策が施されています。
新しい技術では、硬貨の構造に「バイカラー・クラッド技術」(2色3層構造)を採用。
これはクラッド技術でできた3層構造の円板を別の金属で作ったリングの中にはめ込み、1枚にして「バイカラー(2色)」の硬貨に仕立てるというものです。
自動販売機やATMなどでは、導電率でも偽造硬貨を認識・判別するため、金属を複雑にはめ合わせることで、より高い偽造防止効果が発揮されるようにしています。
こうしたこの技術を使って、すでに「地方自治法施行60周年記念500円バイカラー・クラッド貨幣」も発行されています。
また、バイカラー・クラッド技術以外にも、硬貨への採用は世界初めてという貨幣の縁のギザギザに「異形斜めギザ」と呼ばれる少し特殊なギザが導入されています。
貨幣の縁部分には「JAPAN」の微小な文字が刻まれ、斜めに傾けると500YENなどの文字も見えるそうです。
表面には製造年として新元号「令和」が刻印されます。
このように「新500円硬貨」にも偽造防止に、いくつかの新技術が使われています。
ところで「新500円硬貨」を初め、いくつかの新紙幣にも新技術が導入され、硬貨や紙幣の価値を守るように考えて製造されています。
私たちが安心して生活でお金を使うことができるのも、偽造を防ぎ、きちんとお金の価値が保証されているからです。
令和3年に発行された新500円玉は、その発行枚数により後々の買取り価値が決まる可能性があります。
ちなみに従来の500円硬貨のうち、特に昭和62年と64年の500円硬貨は額面以上で買取りされているといいます。
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