「ヘンリー8世」は、テューダー朝第2代のイングランド王(在位:1509年- 1547年)であり、一方でイングランドにおける宗教改革・貨幣改革を進めるなど、イギリス絶対王政の基礎を確立しました。
他方6人の王妃と結婚・離婚を繰り返し、不安定な生活でした。
「ヘンリー8世」(1491年 - 1547年)は、テューダー朝第2代のイングランド王(在位:1509年- 1547年)で、アイルランド卿のちのアイルランド王(在位:1541年 - 1547年)です。
この「ヘンリー8世」は、イングランド王「ヘンリー7世」の次男であり、またグロリアーナ(栄光王)とも称された「エリザベス1世」の父でもあります。
絶頂期においては、魅力的で教養があり老練な王だと同時代人から見られ、英国の王位についた人物の中で最もカリスマ性のあった統治者と描かれています。
権力をふるいながら、文筆家および作曲家としても活動しました。
ところで「ヘンリー8世」は、男子の世継ぎを渇望したが恵まれず、そのため6度結婚しています。
それに関連してローマ・カトリック教会と対立、イングランド国教会を設立し自らその首長となり、ローマ教皇権に対する王権の優位を確立、イングランドにおける宗教改革を進めました。
中世イングランドのカリスマ国王としての影響力を持ち、その後に続くイギリス絶対王政の基礎を確立しました。
反面、6人の王妃と結婚・離婚を繰り返し、ある時には王妃を処刑するなど好色、利己的、無慈悲かつ不安定な王であったとされています。
また、「ヘンリー8世」はそれまで銀本位制であった貨幣体系を金本位制に改め、国内31箇所に造幣所を設けています。
中世の宝物と言われる「ヘンリー8世」の「エンジェル金貨」(6シリング8ペンス貨幣、1509年発行)も、そこで製造・発行されています。
もともと「エンジェル金貨」は、1465年に「エドワード4世」によって発行された法定金貨です。
「エンジェル金貨」の表面は、天使ミカエルがドラゴン(悪魔サマエル)を退治する図案。裏面は、右方向へ進んでいるイングランド海軍の象徴であるキャラック船で真ん中に紋章盾。
その上にキリストの十字架。十字架を挟んで左はヘンリーのイニシャル"h"、右は王家の象徴である薔薇(チューダー家紋章)が描かれています。
「エンジェル金貨」は、中世貨幣では抜群に素晴らしい金貨であり、さらに「薔薇」「h」「天使ミカエル:ロンドン塔」と三拍子が揃うなど正に歴史的標本としても価値の高い一品です。
そのため買い取り市場では高価な買取りとなっています。
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