代表的な価値ある古銭は「慶長大判金」(江戸初期)、「旧20円金貨」(明治3年)、「天正菱大判金 後藤祐徳墨書」(天正年間、1573年-1591年)、「括袴丁銀 」(江戸初期)、「博多御公用丁銀」などがあります。
江戸時代には、多種類の価値の高い大判・小判が鋳造・発行されました。
代表的な価値ある古銭を一覧しますと、次のような古銭があります。
「慶長大判金」(江戸初期)2,000万円~3,000万円
「旧20円金貨」(明治3年)1,000万円~2,000万円
「天正菱大判金 後藤祐徳墨書」(天正年間、1573年-1591年)700万円
「括袴丁銀 」(江戸初期)400万円~500万円
「博多御公用丁銀」(豊臣秀吉時代)300万円~400万円
などがあります。
まず「慶長大判金」は、「慶長笹書大判金」、「慶長大判金」、「慶長大判金(明暦判)」という3つの種類があります。
特に「慶長大判金」の中で、最も価値の高い「慶長笹書大判金」は2,000万円~3,000万円もの高い価値が付きます。小判で人気のある「慶長小判」もこの時代です。
「明治3年旧20円金貨」は、発行枚数が僅か46,139枚で、2,000万円の高い価値が付く希少価値の高い金貨です。
「天正菱大判金 後藤祐徳墨書」は、贈答用として造られた大判です。通常の古銭のように貨幣として市場に流通しなかったものとして有名です。そのため、発行数がたいへん少なく貴重なもので、買取り相場価格は700万円となっています。
ちなみに、この「天正菱大判金」のような金貨は、2015年スイスのチューリッヒでオークションにかけらなど古美術品としての価値も併せ持っています。
「括袴丁銀」(くくりはかまちょうぎん)は、徳川家康の時代に「慶長丁銀」の原型となった丁銀です。ナマコのような特殊な形状と大黒像の極印を打っています。買取り相場価格400~500万円。
「博多御公用丁銀」は、太閤豊臣秀吉が朝鮮に出兵した際の軍事費や兵士達の報酬として使われたもので、歴史的価値の高い銀貨です。買取り市場では、300~400万円の価値がつけられています。
時代的にみると、大判・小判が鋳造/発行された江戸時代、近代金貨・銀貨が鋳造/発行された明治時代の古銭の価値が、総じて買取り価値が高くなっています。
ちなみに、江戸時代に鋳造発行された大判・小判の一覧は以下の通りです。
「慶長大判金」、「元禄大判金」、「万延大判金」、「天保小判金」、「文政小判金」、「元文小判金」、「万延小判金」、「正徳小判金」、「享保小判金」、「慶長小判金」、「安政小判金」、「元禄小判金」、「宝永小判金」
などがあります。
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