中国の銀貨(銀元)の中でも、「1円銀貨」(光緒 24 年・孫文・袁世凱)などは、一般的に買取価格が高い銀貨です。
中国の「袁世凱1円銀貨」は、1914年から発行された中華民国の時代の「1円銀貨」です。この銀貨は、エッジ(コインの縁)のタイプによって希少性が異なり市場での相場価値も変わってきます。
「孫文と袁世凱―中華統合の夢」(現代アジアの肖像 ) (日本語) 単行本(1996発刊)の中で、西洋列強による国家滅亡の危機を前に,孫文(1866-1925)は武力革命によって3000年の王朝支配に終止符を打ち,日本の近代化を参考に中華民国を樹立します。
やがて政権は,最強兵力を擁する袁世凱(1859-1916)の手中へ-.中国の統一と「中華民族」の創出が描かれています。
中国では銀貨のことを「銀元(銀圓)」といいます。
省による鋳造や政権交代が起こる度に様々な銀元が発行されてきました。
中国の銀貨(銀元)の中でも 「1円銀貨」(光緒 24 年・孫文・袁世凱)などは、一般的に買取価格が高い銀貨とされています。
中国の「袁世凱 1 円銀貨」は、1914年から発行された中華民国の時代に発行されました。
表面には、中華民国の初代大総統である「袁世凱(えん せいがい)」の横顔が描かれています。裏面には額面である「壹圓」の文字があります。
「袁世凱」は清朝末期から中華民国初期にかけての有力な政治家/軍閥です。大清帝国第二代目内閣総理大臣を務め、清崩壊後は第二代中華民国臨時大総統、初代中華民国大総統に就任。一時期中華帝国皇帝に即位し、その時の元号より洪憲皇帝とも呼ばれます。
袁世凱は1916年に亡くなっています。
銀の品位は0.89、重さは約27g、大きさは直径約39mmです。
この銀貨が発行されたことにより、中国国内でそれまで流通していたメキシコやイギリスの銀貨をはじめ、龍洋等はほとんど使われなくなったのです。
この「袁世凱一円銀貨」は、エッジ(コインの縁)のタイプによって希少性が異なり、「engrailed with circles」タイプなど希少なものだと、高い売却価格が市場での相場となります。
エッジにはplain edge(平滑縁)、reeded edge(ギザ縁)、lettered edge(銘字縁)、装飾縁等があります。
中国の銀貨(銀元)の中でも、「袁世凱一円銀貨」は、「孫文一円銀貨」などとともに、一般的に売却価格が高い銀貨となっています。
清朝末期から中華民国時代に流通していた中国銀貨には、あまりにも偽物・贋作が多いため取引には注意が必要です。
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