昔と現在の価値を比較するには「消費者物価指数」を使えば、昔と現在の価値を比較することができます。過去47年間に「消費者物価指数」は2.6倍になりました。
「銀の小売価格」は2.98倍。3万円強で買っていた銀貨は現在価値でいうと10万円になります。
現在と昔では物価がかなり上がったと感じませんか。昔、100円で購入できた商品・サービスが、今では100円では購入できません。
物の値段が上がったなどとよく言われますが、逆を言えばお金の価値が下がっています。
昔と現在の価値を比較するには「消費者物価指数」を使えば、昔と現在の価値を比較することができます。
1973年と2020年の100円の価値を比較してみましょう。
この間の消費者物価指数(CPI)は、
1973年の39.3に対して、2020年には101.8になっています。
(2020年のCPI)101.8÷(1973年のCPI)39.3=約2.6。消費者物価指数(CPI)は、2.6倍になっています。すなわち商品の値段は、2.6倍値上がりしているのです。
1973年の100円は2020年の100円より約2.6倍の価値があったことになります。100円の価値(お金の価値)は1973年に対して2017年の44年間で約60%目減りしていることになります。
そこで、銀を購入していたら・・・
消費者物価指数 銀:税抜参考小売価格(円/g)
1973年 39.3 24.38
1988年 86.5 29.66
2017年 100.4 64.02
2020年 101.8 72.69
1973年⇒2020年と1988年⇒2020年でCPI、銀を比較してみると、
消費者物価指数(CPI)は、(2020年)101.8÷(1973年)39.3=約2.6倍
銀の小売価格(円/g)は、(2020年)72.69÷(1973年)24.38=約2.98倍
消費者物価指数(CPI)は、(2020年)101.8÷(1988年)86.5=約1.17倍
銀の小売価格(円/g)は、(2020年)72.69÷(1988年)29.66=約2.45倍
わかりやすく要約すると、
消費者物価指数(CPI) 銀
1973年対2020年 約2.60倍 約2.98倍
1988年対2020年 約1.17倍 約2.45倍
ざっくりとした計算ですが、銀はインフレに強いことがわかります。
1973年3万円で買った銀は、現在価値でいうと10万円に。また1988年に4万円買った銀も10万円の価値になります。
金は高くて購入できない場合は、銀貨をコツコツ購入するのもいいかもしれません。
株は金や銀などの実物資産よりも、もっと運用実績はいいと思いますが、この2000年に入ってからの株の暴落局面として、ITバブル崩壊(2001年)、リーマンショック(2009年)、チャイナショック(2016年)、コロナショック(2020年)などがあり、手元資産を大幅に失うケースも見られました。
リーマンショック(2009年)では、株価は最高時と比べると51.3%下落しています。
バブル以降の銀の市場は堅調に推移、消費者物価指数はこれからも緩やかですが上がっていくと思われます。
ドル円相場の影響もあり、銀の買取りの価格が毎日変わるため、少しでも高く買取りして貰うには、こまめな相場チェックが大切です。
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