シリングがまだ使える国があるの？
イギリスの補助貨幣だった「シリング」。
現在ではシリングを使用していたイギリス、オーストラリアでは使用不可ですが、タンザニア、ケニア、ウガンダ、ソマリア、ソマリランドなどいくつかの国では、現行通貨単位として「シリング」を使用しています。
現在「シリング」が使える国とは
「シリング」は、以前イギリスで補助通貨として使われていた貨幣単位ですが、イギリスの通貨のポンド換算での「1シリング」は1ポンドの20分の1になります。
「シリング」はオーストリアにもありましたが、現在は共に使用されていません。
しかし、現在でもタンザニア、ケニア、ウガンダ、ソマリア、ソマリランドなどいくつかの国では、現行通貨単位として「シリング」が使用されています。
それらの国の幾つかの「シリング」通貨の現状について、説明します。
まずはタンザニアでは、「タンザニアシリング（TZS）」を通貨単位として使用しています。
但し、タンザニア国内では、単に「シリング」と呼びますが、他の国でも「シリング」を使用しているため、公式には「タンザニアシリング」という名称を使います。
タンザニアの「シリング」について、紙幣は1万・5千・2千・千シリングの4種類が発行されています。一方、硬貨は50、100、200、500シリングの4種類があります。
紙幣には数年前までは「500シリング札」もありましたが「500シリング硬貨」に変わりました。
貴重な「500シリング札」、入手された方は記念に取っておくのもいいかもしれません。
ケニアでは「ケニアシリング（KES ）」が通貨単位として使用されています。
ケニアのシリングについては、紙幣1000、500、200、100、50が5種類発行されています。硬貨は40、20、10、5、1の5種類がありますが、5シリング、1シリングあまり使われていません。
ウガンダでは「ウガンダシリング（UGX）」が通貨単位として使用されています。
ウガンダのシリングについては、紙幣は5万、2万、1万、5000、2000、1000の6種類発行されています。硬貨は1000、500、200、100、50、10、5、1の8種類ありますが、50シリング以下の硬貨については、小売店ぐらいでしか使われていません。
「シリング」は、発行国やシリングの種類、発行年度によって買取り価格も異なりますが、買取り市場やオークション市場での取引も活発におこなわれています。
記念硬貨・記念コイン・金貨をはじめ、売りたい方や買い取りのご相談をしたい方、高価買取のことならお気軽にお問い合わせ下さい。
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